サイバースパイはタイプライターで乗り切ればいいというロシア的発想

サイバースパイはタイプライターで乗り切ればいいというロシア的発想 1

「わはははは、ハックできるもんならしてみろ!」的な

大事な機密文書をコンピュータなんぞに打ち込んだんではいつ外のハッカーに見られるかわかったもんじゃない...と、クレムリンがタイプライターを買うようです。

日本の機密漏れでは「もう竹簡と巻物で記録しろ」なんて声も出ましたが、そのまさかが現実に...。

プーチン大統領の護衛やクレムリン(大統領府)の文書保管を行うロシア連邦警護庁(FSO)がサイトで今月明らかにしたもの。最高機密文書保存用に48万6000ルーブル(148万円)の予算を投じ、タイプライター少なくとも20台を買う計画とのことです。紙にインクで打つだけならサイバーセキュリティの心配はとりあえずありませんものね。

ただしそこはロシア。買うのはただのタイプライターじゃありませんよ。1台ごとに書体のパターンが微妙に異なるので、外に漏れればフォントから出元のタイプライターがビビッと特定できちゃうのです。芸が細かい。

クレムリン寄りの新聞イズベスチヤは背景をこのように報じています。

「紙文書作成範囲を拡大する決定は、ウィキリークスによる機密文書リーク、エドワード・スノーデンによる暴露、(暴露で明らかになった)ロンドンG20サミット開催中ドミートリー・メドヴェージェフが(米NSAに)盗聴されていたとの報道を受けてなされたものだ」

紙回帰でハッカー対策...賢いかも。すごく安上がりだし。アメリカもやればいいのに...安すぎて予算つかないんですかね。

というか資本家ぶりっこでアメリカはなんでもお金かけ過ぎますよね。先日も商務省経済開発局(EDA)がパソコン数台のマルウェア駆除でパニクって275万ドル(約2億7800万円)散財するという信じられないような話がありましたが、あれもそんなバギー&ハッカブルなハードウェアなんか買うのやめて全部タイプライターにすりゃよかったんすよ。

なぜやらない? 「そんな共産主義者みたいな真似できるか」ってことなんでしょね。

AFP

ADAM CLARK ESTES(原文/satomi)