若返りの水はフロリダにあって放射能泉だったりする

2013.07.28 07:00
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不老長寿伝説は古今東西ありますが、探検家ポンセ・デ・レオンが追い求めた「若返りの水」は米フロリダにあるって知ってました?

このひん曲がった蛇口が、それ。

ナショナルジオグラフィックがこの水の話を特集してるんですが、なんとこの水、放射性で、飲むと寿命が伸びるという噂もあながちない話じゃないみたいなのです。

ポンセ・デ・レオンの航海船と緑のタイルが目印の「若返りの泉(Fountain of Youth)」があるのは、プンタゴーダという港町。古くは1896年から良く効く水と噂され、人気がピークの頃には行列ができ、蛇口を半年に1度取り替えないと追いつけないほどでした。

フロリダは老後を悠々自適に暮らすシニアが多いこともあり「若返りの水」を標榜する水源は何十箇所もあるんですが、放射性泉は不思議とここだけなんです。そのラジウム含有量は通常推奨レベルの2倍近くもあります。

とても国の安全基準には満たないレベルなため、1972年には泉を塞いで市の水道に繋げてしまおうぜーという案も出たんですが、市民からの反対にあってあえなく見送りに。「水は硫酸塩の含有量が高く、腐った卵の独特な臭いがする」のですが、従来通り開放しておくことになりました。いちおう警告を表示し、市民は自己責任でガブガブ飲んでます。

放射性で腐った卵の臭い...それが「若返りの泉」とは、これいかに? その効能の秘密はマグネシウムにあります。ここの井戸水にはマグネシウムが46ppmも含まれており、サン・ペレグリノ(53.5mg/l)等のミネラルウォーターにすごく近いんです。大体の人はマグネシウムが欠乏してるので、その不足分を補ってくれる恵みの水だったというわけです。

水を飲んでマグネシウムをもっと摂取するだけで年に何十万人もの死亡は回避できる、という研究報告も複数ありますので、これで納得? まあ、世界一の長寿国・日本の我々としては「あーラドン温泉ね」って思わないこともないですが。

500年前の6月にヨーロッパ人で初めて北米大陸に足を踏み入れたポンセ・デ・レオンは、伝説の若返りの水を求めてフロリダを彷徨ったと言い伝えられています。最初からそうとわかっていれば浮かばれたのに!


[National Geographic]

CASEY CHAN(原文/satomi)
 

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