「ねえ、今動いたでしょ?」 Wi-Fiネットワークは壁の向こうを透視するツールとして活用可能(動画あり)

自宅のWi-Fiネットワークに関するプライバシー・リスクは、誰かにパスワードを破られることくらいだと思ってました。

MITの研究者たちは「他人が自宅のワイヤレスネットワークにアクセスしたくらいでは十分な恐怖ではない」と考え、Wi-Fi信号をX線ビジョン的に利用して人の動きを追跡するシステムを開発したようです。

レーダーやソナーと同様のテクノロジーを使った「Wi-Viシステム(と彼らは呼んでいる)」は、反転する一組のワイヤレス信号をpingとして送信。この信号は、静止物に当たると互いの信号を打ち消しあって「0」になりますが、物体が動いているときには、信号がどの程度相殺されたかによって物体との距離や移動速度を認識できるようです。

現状はまだスーパーマンのX線ビジョンにはほど遠く、隣の部屋にいる誰かが何をしているのか正確に言い当てることはできません。でも、まったく使い物にならないということもなさそうですよ。

たとえば、スマホを信号源として使うことで建物内で捕らわれた人を探す手段にもなり得ますし、がれきの下にいる生存者を救出する際にも役立ちそうです(動いていればの話ですが)。あるいは、ユーザーのジェスチャーをカメラで追うことなく使える、キネクトのモバイル版にもなるかもしれませんね。

ふだん何げなく使っているWi-Fi。実は今思っているよりも色々な活用方法がありそうです。

MIT via SlashGear

ANDREW LISZEWSKI(Rumi/米版