21万ドル(約2070万円)を硬貨で盗んだ男

21万ドル(約2070万円)を硬貨で盗んだ男 1

じゃらじゃらじゃらじゃら。

ニューヨーク州バッファロー市で、パーキングメーターの修理技師、ジェームズ・バガロッゾが逮捕されました。彼はパーキングメーターを改造して、2003年から2011年の8年間に合計21万ドル(約2070万円)分の25セント硬貨を盗み出していたんです。

当時バッファロー市で使っていたパーキングメーターは硬貨式で、技師といえども硬貨が入る部分には手が出せない作りになっていました。そこでバガロッゾは古めの型のメーターを改造、硬貨が別の場所に入り込むようにしてしまったんです。そして仕事でメーターを修理する振りをして、自分が仕掛けた場所にたまった硬貨をちょこちょこ抜き取っていました。

21万ドル(約2070万円)を硬貨で盗んだ男 2

バガロッゾはこの手口で75台以上のメーターを改造しました。アメリカのATMには日本のみたいに硬貨を受け付ける機能がないので、硬貨を紙幣に替えるには銀行の窓口に行かなきゃいけません。そんなわけで彼は地元の銀行に週に何回も通っては「友達が自販機関係でね」とウソの説明をし、硬貨を紙幣にしていました。FBIによれば、銀行員は疑うどころかむしろ彼と仲良くなり、25セント硬貨がぴったり500ドル(4万9000円)分入る箱までくれてたそうです。

そんな彼的バラ色の日々は、市の駐車場所管部門に新任のトップがやってきて大きく変わりました。新トップは、新しい型の電子式メーターの方が古い機械式メーターよりはるかに大きな収入を上げていることに疑問を持ったのです。そこからあれよあれよと悪事が明るみになり、バガロッゾの自宅には調査員が押し寄せ、天井裏を中心に4万7000ドル(約460万円)分の紙幣と25セント硬貨を発見したのです。バガロッゾには懲役2年半の判決が下りました。

さらにTIMEによると、バッファロー市のパーキングメーター収入はバガロッゾが逮捕されてから年間50万ドル(約4900万円)も上がっているそうです。「8年間で21万ドル」との差分が何なのかすごく気になりますが、現時点ではその内訳はわかっていません。

FBI via Time via Atlantic Cities

ERIC LIMER(原文/miho)