世界初の3Dプリントライフル、実用化に近づく(動画あり)

14発まで撃てるように。

世界初の3Dプリント銃Liberatorに続き、3Dプリントライフルが完成に近づきつつあります。YouTubeで「マシュー(Mattew)」と呼ばれる人物が最初に公開した動画では、弾丸を1回発射すると銃身にヒビが入ってしまいました。が、新たに設計し直した3Dプリントライフル「グリズリー(Grizzly) 2.0」は、14回の発砲に耐えるものになっていたんです。

前回の動画(上)で、マシュー氏は引き金に結びつけたヒモを引っ張ることで発砲していました。グリズリーの安全性に確信が持てていなかったからです。でも今回、彼はヒモもそれ以外の方法も一切使わず、普通の銃と同じようにグリズリー 2.0を構え、自分の指で14回引き金を引いていました。そして、ケガなどもありませんでした。

ただ、グリズリー 2.0はまだまだ完成とは言えません。動画にもあるように、弾は1発ずつ込めなくてはいけないし、薬莢は棒でつついて取り出さなきゃいけません。でもLiberatorもそうだったように、グリズリーはどんどん進化しています。マシュー氏が普通のライフルと同じように使えるものを3Dプリントするのも時間の問題のように思えます。

マシュー氏はThe Vergeに対し、この夏中にはLiberatorのように設計図をネットで公開したいと語っています。でも、同じものを作るのには設計図だけじゃなく、それなりの設備が必要です。グリズリー 2.0のプリンティングに使われたのは、8000ドル(約80万円)ほどするStratasys社のプロ仕様3Dプリンタだし、素材はABS樹脂より強度の高いABSplus樹脂なので使えるプリンタが限られます。それでも、Liberatorの設計図がネット上から削除されたように、マシュー氏の住むカナダの当局がグリズリー 2.0の存在を見過ごすことはないでしょう、というか、見過ごさないでほしいですね…。

The Verge

Ashley Feinberg(原文/miho)