中国、米国のおとりの浄水場もハック

中国、米国のおとりの浄水場もハック 1

米最新鋭の兵器の情報オバマをハックしてきた中国が、おとり捜査目的でつくった米国の偽浄水場までハックしていたことが専門家の調べで明らかになりました。

セキュリティ会社トレンドマイクロのカイル・ウィルホイト(Kyle Wilhoit)氏が先週、世界中のハッカーが集まるブラックハット・カンファレンスで発表したもの。

攻撃を仕掛けてきたのはAPT1、俗に言う「コメント組(Comment Crew)」で、例の中国人民解放軍と同じビルにいるハッカー集団です。

ウィルホルト氏はMITテクノロジーレビューに、攻撃は意図的に仕掛けられたものだったと語っています。

コメント組が地方の浄水場なんて標的にするわけない、と思うだろう。ところが実際私はこの目で攻撃者が機械をいじるところも見た。当然彼らには自分が何をやってるか自覚もある。それは100%明らかだった。

ハッキングはこれ単独ではありません。氏の発表によれば、他にもおとり12件に対しAPT1や他の集団から意図的に攻撃が仕掛けられたケースは74件に及び、うち10件は偽浄水場のコントロールが完全に掌握されたのだとか…おとりじゃなかったらと思うとゾッとしますね。

これは米中首脳陣が非公式の会談を開いて事態沈静化を図る遥か前に起こったことなんですが、こうした実態が明らかになったことでまた事態は混迷を深めそうですね。本当におとりだけならいいんですが。

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ERIC LIMER(原文/satomi)