公開初日から早くも駄作認定の『Jobs』。ギズの映画評にウォズニアックが感想をくれたよ

公開初日から早くも駄作認定の『Jobs』。ギズの映画評にウォズニアックが感想をくれたよ 1

初日ロッテントマトで24点という酷評がついてしまった映画『Jobs』。米ギズの映画視聴報告にアップル共同創始者スティーブ・ウォズニアック氏から直々にコメントがつきました。予告編の感想から更にパワーアップしてます。無修正でどうぞ。

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今晩『Jobs』を見た。全体的に演技はいい。飽きさせなくて楽しめた。が、人に奨めるほどではない。映画で出てくる登場人物の友人は、フィクションは嫌だからあの映画は観ようとも思わないと言っていた。

この映画の問題の大多数はたぶん、アシュトンが抱えるジョブズのイメージから来ている気がする。アシュトンは最近僕のことで事実と違う因縁をつけている(彼の「映画」が悪いと僕が言ったとかさ。アシュトン、芸能記事の見出しを真に受けてるんだね)。この映画が嫌いなのは他の映画から監修の金もらってるからだとかさ。アシュトンは相変わらずアシュトンだってことがよくわかる。映画から監修を頼まれたところで『Jobs』はもう脚本も出来上がっていた。途中から口出して製作の主導権奪うなんてことできない。それに『Jobs』は脚本でゲンナリだった。まあ、それでもいい映画を期待はしていたのだが。

お金のために基本を逸脱するという話で思い出したけど、この映画で描かれてない話があるので補足。黎明期に力を貸してくれた仲間に何らのお礼も与えないことにアップルが決めたとき、僕は自分の株からかなりの部分をあげた。だって、もらって当然だから。他の社員80人にもIPO前に株を与え、ちゃんと会社の富が分配されるようにした。

映画でジョブズ、アップルとの関係が間違って描かれてる人も大勢いて、かわいそうだなと思う(訳註:関連記事)。映画は、偉大なジョブズがやっと売れる製品に辿り着いて(iPod)、多くの人の人生をこれから変える、というところでぶちっと終わる。僕がスティーブに感謝してるのは、このiプロダクト時代の目覚ましい働きがあればこそだ。お陰で僕自身すばらしい製品をエンジョイできる人生になった。なのにこの映画ではまるで最初から彼にそういう能力が備わっていたかのように描かれているんだよね。

STEVE WOZNIAK(原文/satomi)