ワシの代に間に合いそう! 東大が実用的な量子テレポーテーションの実験に成功

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どこでもドアの実現まではムリかもだけど!

東大の古澤明教授率いる研究チームが、従来の100倍以上の効率を持つ量子テレポーテーションの実験に成功しました! 光を使って情報を伝達できる量子テレポーテーションの技術革新は、量子力学に懐疑的だったアルバート・アインシュタインの鼻を明かせるかもしれませんよ!

情報の転送効率は約60%。このまま効率を上げていければ、さらに超高速な量子コンピューターの実現も夢ではなくなりますし、ゼーガペインの世界もやってきちゃうのかもしれません。それだけではなく、タイムトラベルも…?

1993年に理論が提唱され、1997年には実証実験が行われた量子テレポーテーションは、量子もつれの概念が取り入れられています。元の光子に情報をインプットすると、離れた位置にあるエンタングルした光子にその情報が伝わるとされているのですが、従来の実験では限定的かつ効率が低く実用的ではありませんでした。

前述の古澤明教授は80年代にニコンで大容量光メモリの研究に携わっており、メモリの開発には成功、次のミッションとして大容量のデータを高速で読み出す技術開発を行うことになり、光に目をつけたそうです。

そして1998年に完全な状態の量子テレポーテーションを実現。2004年には3者間、2009年には9者間の量子もつれの制御に成功しました。

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古澤研究室の様子。

今回の実験の成功により、実用的な量子通信技術が編み出されるでしょう。情報のロスが多い光ファイバーでは不可能だった遠距離の超高速通信や、伝送できる情報の精度が上がることで大型の施設が必要だった従来の量子コンピュータの小型化にも貢献するでしょう。って、それヨルムンガンドだ。

タイムマシンが実現する!? 量子テレポーテーションは時間も超えるという説もありますし、僕らの近未来はこれからどうなっちゃうのでしょうか。楽しみで今夜は寝られそうにありません。

光で情報を瞬間転送[新潟日報モア]

古澤研究室[東京大学]

世界初!量子テレポーテーションを成功させた古澤明[Tech総研]

双子の光と量子テレポーテーション[ニコン]

image by:ESO

(武者良太)