グーグル オートコンプリート機能、予測変換の生みの親が語る「言葉」とは?

グーグル オートコンプリート機能、予測変換の生みの親が語る「言葉」とは? 1

グーグルが、私たちの心を読む様に先取りして検索予測後を展開し始めたのは、驚くことにもう10年近くも前のこと。今では当たり前のようなその機能ですが、今でもその予測のヘンテコさにビックリしたり笑ったりしています。すっかりお馴染みのこの機能も、それがない時代があったわけで。誰かさんが発明したからこそ、世の中にあるわけで。ネタ元のAllThingsDが、グーグルのオートコンプリート機能の生みの親にインタビューをしています。

オートコンプリート機能、予測変換、厳密に言うとグーグルからの検索提案という機能は、IBMからEl Googsを彷徨っていたKevin Gibbs氏によって生み出されました。彼がグーグルで最初の数ヶ月に取り組んだプロジェクトがオートコンプリート機能で、リリースされたのは2004年。グーグルには莫大な情報照会のデータがありましたので、どう集めてまとめていくかは問題ではありませんでした。むしろ、試練となったのは、この中から何をどう場外していくか。

AllThingsDでは、以下のように語られています。

リリースの前に、Gibbs氏は個人的に、グーグルの変換予測に出すべきではない単語のブラックリストを作らねばならなかった。

例え、アルゴリズムによって出される言葉だとしても、多くの人が検索した言葉を元にする機能ならば、グーグルには誰かを傷つけてしまう大きなリスクがあったからだ。

言葉の選択は、実に難しく時に奇妙な決断の連続だった。例えば「Hooters」という単語はフクロウともレストランの名前ともおっぱいだともとれるし、「lesbian sex」という単語は、それ自体で内容がわかるから良いととしても、その後に「video」と続けば、適切ではないかもしれない。そもそも最も検索される単語は「porn」なのだが。

Gibbs氏は2012年にグーグルを去り、現在はQuipという小さな会社で働いています。彼はオートコンプリート機能をもって、グーグルに大きな功績を残しました。しかし、今その過去に思いを馳せるようなことはないといいます。

「検索ボックスを見ても、これが自分が作った何かだなんて思わないな」そうGibbs氏は言います。

「ただ、言葉というのはこうあるべきだと思うだけだ。」

[AllThingsD]

そうこ(ERIC LIMER 米版