「地図上のイスラエルは、パレスチナ!」グーグル・パレスチナがハックされ、主張文掲載。

「地図上のイスラエルは、パレスチナ!」グーグル・パレスチナがハックされ、主張文掲載。 1

そもそも地図上に「パレスチナ(自治区)」の表記がなく。

ハッカーがグーグル・パレスチナのサイトをハックし、トップページにその主張らしきものを掲載しました。「グーグルおじさん、パレスチナからこんにちは。グーグル・マップのあの国は、イスラエルじゃなくてパレスチナ、ってことを覚えておいて。」

ちなみに上の画像は改ざんされたトップページの頭の部分で、全体は以下のようになっていました。

「地図上のイスラエルは、パレスチナ!」グーグル・パレスチナがハックされ、主張文掲載。 2

地図の下にはこう書かれています。「問題:イスラエルの国名をグーグルマップでパレスチナに変えたらどうなるでしょうか!!! それは革命です。 リアーナでも聞いてクールにね:P」(最後の部分に何か深い意味があるのか何なのかは不明)

グーグルでは2009年にパレスチナドメイン(.ps)を取得し、グーグル・パレスチナを開始しました。当初のサイト名は「グーグル・パレスチナ自治区(Google Palestinian Territories))」だったんですが、パレスチナが国連から「国家」として認定されたのを受けて「グーグル・パレスチナ(Google Palestine)」に変えたんです。でもイスラエルやアメリカなど数十ヵ国はパレスチナを「国家」と認めずに今も「自治区」と呼んでいるので、グーグルのパレスチナサイト呼称変更には賛否がありました。

その一方でグーグルマップ上には、パレスチナ(自治区)の国境は書かれてるんですが、国名は書かれていません。つまりWebサイトの呼称には「パレスチナ」を国名として使いつつ、地図上には国名を明記しない、というちぐはぐなことになっています。ただ今回のハッカーは、国名のない部分でなくイスラエル部分に関して「パレスチナ」と表記を変えることを示唆しています。

ともあれ、グーグルのページを乗っ取ることができたのは驚きです。でもTechCrunchによれば、ハッカー集団はグーグルのサーバーに侵入できたわけではなくて、google.psドメインを管理するサーバーに侵入してドメイン情報を改ざんし、google.psから自分たちのサイトに転送する設定をしただけだったようです。この状態は長くは続かず、グーグル・パレスチナは2、3時間ほどで復旧しました。

TechCrunch

Adam Clark Estes(原文/miho)