米ギズモード 甘辛Vaio Pro レビュー

米ギズモード 甘辛Vaio Pro レビュー 1

米ギズモードから、2ヶ月前に登場したVaio Pro の辛口レビューをお届けします!

正直、僕はソニーのVaio Proにはあまり喜びを感じませんでした。美しくなめらかでスリムでエレガントでパワフルなんだけど、微妙

Vaio Proが2ヶ月前に登場した時、ちょっとしたショックが走りました。ソニーのフラッグシップモデルで完璧だったVaio Zからの思い切ったリプレイスは良いのですが、Vaio代々の先祖の残念な要素をまた復活させてきたと思いました。

初めてのHaswell搭載のウルトラブックで、前のモデルに比べればバッテリーの持ちがものすごく良くなり、そしてスリムで軽くて魅力的です。でも競合製品も多くしのぎを削っている最中、もっといろんな製品の結果が出揃うまで、判断を控えておくのをお勧めしたいと思います。

デザイン

Vaio Proの軽量なカーボンファイバーボディ。Vaio Pro 13インチモデルで、重さはたった1060グラム。ノートを持ち歩いてるくらいの感覚で、とっても軽いですね。アルミニウムのパームレスト以外、ホディの大部分はカーボンファイバー製。このお陰で実現した軽さなのでしょうが、MacBook AirやYogaのような直線的な要素はありません。また、覆われているノートパソコンのカバーを開けると、フタの下部で本体全体の角度を持ち上げます。これが中々良くて、キーボードを良い感じの角度に保ってくれます。

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キーボードは基本的に良くあるいつものレイアウト。でもやたらと目立つアイコンが並ぶのはファンクションキー群で、小さいアイコンでどんなファンクションが割り当てられているのか一目瞭然です。

使ってみて

手に持って持ち歩いてみて、まるで冗談みたいに軽いです。「重さってなんだっけ?」と思ったほど。これはとても気に入りました。でも…1300ドル(約13万円)以上するノートパソコンの価値を見出そうとするなら、Vaio Pro の不完全さに気づきます。

見るからにチャチなカーボンファイバーのボディは、マンハッタンのカナルストリートに売っているような偽物かと思うくらい、柔らかく曲がるのでいつ壊してしまうかヒヤヒヤものです。キーボードのサイズは若干小さめですが、キー間隔が保たれているのでタイピングはまあまあ快適です。本体の薄さもあってストロークはさほど深くなく(キーの沈み込む余地がない)、力強くキーを押すと少しぐらつきます。

トラックパッドは正確かつスムーズで動きは良く(2本の指でタップしたりクリックしたりもできる)、全体的に使いやすいです。

ディスプレイは非の打ち所無いほど素晴らしく、カラーバランスも優れ光漏れも一切出ていません。バッテリーの持ちは、我々の標準テストでは平均的な数値(5時間38分、日頃使う分には差し支えない)でした。

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ただし最も顕著な欠陥としては、ヒンジでしょうか。完全に平らで堅い物の上でも、なんかグラグラするんですよね…。机やテーブルの上ならまだ少しは安定感はあるのですが、グラグラしないように何らかのサポートが必要なようにデザインされているんじゃないのかと思うくらい。タッチスクリーンを使ってもぐらつきます。

さらにカーボンファイバー製なので、軽くて耐久性があり熱にも強いのですが、指紋がとてもつきやすいです。本体の両端を持って指を軽く曲げると、キーボードの中央が曲がって少し飛び出します。南シナ海の潜水艦の表面を見ているような気分になりますよ。

他にもこの本体のボディ構成には多くの問題を感じます。

 

 

「どれだけ剛性を損なうこと無く軽さを保てるか?」「どれだけ耐久性を損なうこと無く剛性を保てるか?」「どれだけ重すぎず厚すぎず、頑丈さと耐久性を保てるか?」「どれだけボタンやスクリーンが使用不能にならない程度に薄くて小さいノートパソコンにできるのか?」などなど。

Vaio Pro は、前モデルのVaio Z より、薄くて軽いけど柔らかくて簡単に曲がってしまうのです。実用性で言うと、軽くて持ち運びがしやすく便利ですが、率直に言って、ウルトラブックは仕事にも使う高級品ですからね…。

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好きなところ

ディスプレイは良いし、バッテリーの持ちは良いし、キーボードもトラックパッドも15秒毎にイライラさせられるような事もありません。さらにまるでそこに何もないかのように、このVaio はとても軽やか。成功するウルトラブックの4大要素要素と思われるディスプレイ、キーボード、トラックパッド、軽量性。もし赤いペンでスコアをつけるなら、全部マルをつけられますね。

そして値段。1250ドル(12万5千円)から始まるVaio Pro はAspire S7やX1 Carbonといった高級ラップトップと同等かそれ以上です。

好きじゃないところ

仕様上の事を指摘するのは難しいですね。普通に利用するにあたってはとても素晴らしいコンピューターですが、手に入れられるノートパソコンの中で、ベストとは言い難いかなと思います。大部分の時間をノートパソコンの上で過ごしている人は、もっと多くの事を期待します。オシャレアップル好きをナンセンスと呼ぶのは自由だけど、過去数年でノートパソコンのメーカーはデザインのクオリティを格段に向上させてきています。

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テストノート

ギズの標準的なバッテリーテストで5時間38分。(Chrome のタブを20個開き、10個を再読み込みし、10時間 Nyancatの動画を連続で再生し、明るさは50%に設定)。軽い作業をしている時は、ファンの回転は比較的早くクールダウンして止まります。他のラップトップよりは若干うるさいですが、気が散るほどではありません。また、キーボードのファンクションキーの上にVaio サポートを呼び出す「アシスト」ボタンがあります。でも、ボディとスクリーンのエッジは、身体や足を休ませるにはシャープすぎます。

これは買うべき?

僕は止めた方が良いと思います。でも、もし購入したとしても、きっとあなたは気に入ると思います。超軽量ボディを求めていて、どうしてもそれに心揺さぶられるのなら良い選択だと思います。あとソニーファンにも。

しかしながら一方で、同じような値段でVaio Pro より優れたウルトラブック、例えばAcer Aspire S7やLenovo Yoga も同時に検討することをオススメします。

スペック

プロセッサー: Intel Core i7 1.8GHz Haswell

ディスプレイ:13.3インチ 1080p IPS

メモリ:8GB RAM

ストレージ 256GB SSD

重さ:1060グラム

ポート:USB3.0×2、HDMI、SDカードスロット

価格:1470ドル(約147000円)

(筆者のKYLE WAGNER氏はカーボンファイバーのボディがとにかく好きじゃないのですね…)

KYLE WAGNER(原文/mayumine)