北京の幽霊屋敷・朝内81号がNYタイムズに登場

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北京で鬼楼(幽霊屋敷)として名高い朝内81号(Chaonei No. 81)のバロック調の屋敷が、NYタイムズで紹介されてましたよ。

地元の伝承によれば、ここはもともと清王朝が1900年頃イギリス人のために建てた教会だった建物で、1949年に国民党が共産党に破れて台湾に着の身着のまま逃げた際、屋敷の主である国民党高官に置き去りにされた夫人(一説には愛人)が、市内に進軍してくる共産党に絶望して梁に首を吊って自殺した場所なのだとか。以来、怪現象が起こるようになり誰もよりつかなくなったようです。

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文革のとき屋敷を占拠した赤軍メンバーも逃げ出し、住む人もなく荒れ放題。肝試しで写真を撮りに入る物好きを除けば、未だに中に誰も足を踏み入れる人はいません。心霊フォーラムでは、何年か前に政府が取り壊そうとしたら作業員が謎の失踪を遂げ解体中止を余儀なくされたという噂もまことしやかに語られています。

解体は諦めたのか、現在では保存史跡に指定され正式に取り壊し不能に。かと言って修復保存を行っている気配もありません。お金は問題じゃないはず。北京は全市的に建設ラッシュだし…。やはり問題は幽霊の噂みたいなのです。

NYタイムズは、「家が荒れ放題放置されている一番の理由はコストではなく幽霊(少なくとも幽霊を信じる迷信)だという人もある。[...]迷信は中国文化に蔓延しており、死を意味する4の数字は携帯電話番号やアパートの号数から自動で消えていることも多い」と書いてますよ。まあ、4を嫌うのは日本も同じか…。

記事ではさらに「建造年は1910年で元々は伝道師の語学学校で、1930年にはカリフォルニア大学に改名し外交官・実業家・学術研究者を養成した。国民党高官が住んだという記録などない」という中国天主教愛国会事務局長の談話も紹介してますが、それも歴史家に言わせると違うようで、「カリフォルニア大学は市内の他の場所。ここは鉄道建設会社のフランス人の支配人の私邸として建てられ、1949年にアイルランドの長老派教会が占拠した」ということになるし。

諸説林立で映画化もされたり。朝内81号のミステリーに終わりはないのでした。いやーそれにしても気味悪い建物だ…。

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[New York Times]関連:お化け屋敷

LESLIE HORN(原文/satomi)