ブラックベリーが身売りを決めた日、Androidは誕生5周年

ブラックベリーが身売りを決めた日、Androidは誕生5周年 1

これ何かわかります?

答えはAndroid初号機G1。ブラックベリーと区別つきませんよね?

そのブラックベリーが全株式売却を発表した昨日が、ちょうどAndroidの5回目の誕生日だったとは…これも何かの因果でしょうか。

グーグル幹部がステージに立ってLinuxベースのAndroidというOSを搭載した初の商用モデル「T-Mobile G1」(別名HTC Dream)を発表したのは2008年9月23日(米時間)のことでした。最初からAndroid開発チームに関わってきたデス・スミス(Des Smith)さんがGoogle+で当時の思い出を語っているのですが、今読むと隔世の感がありますね。

会場の設営のため前夜のうちにNY入りした。僕の手元には翌日報道機関と記者に配る評価版のG1試作機が50台あった。コールは機内で死んだようになってて、VPのレズリー・グランディーは興奮してジッと座ってられなくて、僕はといえば「3G」携帯50台も使ったらT-Mobileの新3Gネットワークぶっ壊れちゃうんじゃないかと気が気じゃなかった! 半分はWiFiに切り替えて全部テストして箱に詰めた。

これから世界を変えるんだと思うと、その夜は興奮して寝つけなかった。

以下は本番の映像です。冒頭出てくるのは今は昔のアンディルービン

G1自体は世界を変えるほど売れなかったんですが、Androidがモバイルに大きな変化をもたらす存在たりえることは示すことができました。静電容量式タッチ画面に物理的キーボードとトラックボールを加えたG1はメール、Google Maps、モバイルブラウザなど、Android 1.6 "Donut" 1.0が実現しる技を見せるショーケースでした。

あれから5年。Androidは今月ついにアクティベーション通算10億台を突破、すっかり大人の巨人です。OKレベルのG1から始まって、今やAndroidはカメラ腕時計冷蔵庫にまで進出、当分向かうところ壁なしの成長を続けています。

その一方でスマホ黎明期に一時代を画したブラックベリーはiPhoneとAndroidに押されて凋落の一途。フェアファックス・フィナンシャル主体の企業連合に全株式を売却し非公開化する一大決心をついに下しました。

フェアファックスが打ち出した売却評価額は1株9ドルの47億ドル(約4644億円)で、2008年6月19日ピーク時の株価149.90ドルの6%ぽっきりです。買い手をなるべく多く呼びこむため殊更に低くしてるのかもしれませんが、6%って…

5年の歳月の恐ろしさを思わずにはいられません。

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satomi(ERIC LIMER/米版