息を飲む瞬間の数々。レッドブル主催スポーツ写真コンテスト「illume」結果発表

息を飲む瞬間の数々。レッドブル主催スポーツ写真コンテスト「illume」結果発表 1

撮る人も撮られる人も、すごい気迫。

今年で3回目となるレッドブルのスポーツ写真コンテスト「illume」には、約7000人から約2万8000点もの応募があり、今までで最大級の規模になりました。そして8月29日に香港でセレモニーが行われ、複数の部門賞、そして全体の最優秀賞が発表されました。

まずは部門賞から見て行きましょう。

 

「ニュー・クリエイティビティ」部門賞:ダニエル・ヴォイチェフ氏、チェコ

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「これはスタジオで撮影しました。スタジオならライトもすべて簡単にコントロールできるし、バックステージの雰囲気も作りたかったし、バイクを天井から吊るのも簡単でしたから」とヴォイチェフさん。

「特殊なロープをトマス(ライダー)用にひとつ、自転車用に小さめのをふたつ使いました。」

「イルミネーション」部門賞:スコット・サーファス氏、カナダ

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「1ヵ月間アラスカにいて、もうすぐ旅の終わりという時でした」とサーファスさん。「太陽がどんどん沈んでいき、ディレクターのカート・モーガンがトラヴィス(スノーボーダー)にラインに入るように言いました。彼が山を下りながら2回目のターンをした、その瞬間がこの写真です。

この写真は、その僕にとっての最高のスノーボード旅行の中で最後の写真になりました。

「エナジー」部門賞:ロミナ・アマト氏、スイス

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「私は、レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズをボートから撮影していました。ポルトガルのアソーレス諸島、ヴィラ・フランカ・ド・カンポの小島でした」とアマトさん。「岩と岩の間のこのアングルで撮ろうとしたんですが、ボートのドライバーにとってはこのポジションを維持するのが大変だったようです。

[…]船長は私が競技の様子を見られるよう努力し、ダイバーが岩陰に隠れる前に私が撮影位置に付けるよう、タイミングを測ってくれました。その結果、全てが正しい位置にハマったんです!」

「ライフスタイル」部門賞:モーガン・マーセン氏、米国

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「ある秋の終わり頃、私は米国の次世代の若いサーファーたちを集めてフィジーに向かい、南国の波を試してみたんです」とマーセン氏は振り返ります。「彼らは1日10時間波に乗り、食べるときと日焼け止めを塗り直すときしか戻ってきませんでした。

この写真はある朝、彼らが透明な水の中でサーフィンのことやら家に置いてきた宿題のことやら、おしゃべりしているときのものです。」

「クローズアップ」部門賞:イェルン・ニューハウス氏、オランダ

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「道を何回もスケートボードで行ったり来たりしながら、これだというショットを撮ろうとしました」とニューハウスさん。「もうコンクリートにカメラを叩きつけそうになったとき、もう1回やってみようと思いました。そしてこれが、最後に撮れた写真でした。」

「実験的」部門賞:ロレンツ・ホルダー氏、ドイツ

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「三脚はあまりにたくさん使ってきたので、Photoshopを使えば、複数の写真をひっくり返して合体させて、全く違う実際には存在しない新しい世界を作れるって思ったんです」とホルダーさんは説明します。「全ての写真は左右対称で、そこがすごく気に入っています。この写真では、ある建物の一部を反転させて使って、すごく大きな建物を作り出しました。」

「シーケンス」部門賞:ザカリー・ノイル氏、米国

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「この日はハワイ・ノースショアの基準ではあまり波が良くなくて、どちらかというとサーフィンに向かない日でした。そんなときは、サーファーは日没の直前に海に出るのが通例です。」とノイルさん。

「レンズを引くことで、砂浜と空を一緒に捉えることができて、まるで『ビーチを歩いていたらこのガブリエルの巨大バックフリップを見下ろせた』というような感じで撮れました。」

「スピリット」部門賞:クリス・バーカード氏、米国

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「我々が夜明けに起きると空は快晴で、すぐに必要な荷物や機材を集めました。ノルウェイのこの地方で快晴はなかなか続かないので、ボードやウェットスーツを集めるのにかかる時間が2倍にも感じられました。」とバーカードさん。

「雪が周りに高く積もって、もう我々の乗ったトラックが速く動けないことがわかりました。デインとキースは、見た限り他にサーフィンしている人がいないとわかって街に戻ることにしました。嵐が続く中、彼らは家に向かいました。」

「翼」部門賞:サモ・ヴィディク氏、スロヴェニア

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「私はギリシャで、レッドブル・クリフ・ダイビング・ワールドシリーズ最終戦を撮ることになりました。」とヴィディクさん。「私はいつも、水上からいろいろなスタイルの写真を撮ろうと努力します。ここでは運良く、ホルヘ・フェルスリの隣を飛ぶ鳥を捉えることができました。」

最優秀賞:ロレンツ・ホルダー氏、ドイツ

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全部門の最優秀賞に選ばれたのは、スノーボード雑誌のカメラマン、ドイツのロレンツ・ホルダーさんです。この写真では、プロスノーボーダーのクサヴァー・ホフマンさんがドイツ・オーストリア国境近くの巨大衛星アンテナに向かう瞬間を捉えています。

「このユニークな場所は去年の夏に見つけて、ぜひここでスノーボード写真を撮りたいと思ったんです」とホルダーさん。「エリンクロームのストロボをバックにふたつ使って舞い落ちる雪をライトアップすることで『白い壁』にして、クサヴァーがジャンプしたときにその影を捉えられるようにしたんです。」

ホルダーさんはじめ受賞者のみなさん、おめでとうございます! スポーツを撮る人もまたスポーツマン、と思えるような、すごい集中力を感じる作品たちですね。

Kelsey Campbell-Dollaghan(原文/miho)