JBL、まるでライブ会場にいるような臨場感にこだわった自社開発DSPを新型ヘッドフォンに搭載

JBL、まるでライブ会場にいるような臨場感にこだわった自社開発DSPを新型ヘッドフォンに搭載 1

JBLは、独自開発したデジタル信号処理(DSP)を用いて同社が培ってきた経験を投入し、まるでミュージシャンが目の前で演奏しているように聴こえる「Synchros」新作ラインナップを発表しました。

JBLのヘッドフォンS700は興味深いコンセプトのもとに作られています。ヘッドフォンに直接インストールされたバッテリー駆動の「LiveStage」DSPは、普通なら非現実なアイデアだと警笛を鳴らされるかもしれません。少なくとも良質な設計がなされたヘッドフォンを持っていれば、今さら必要のない技術かもしれません。なぜなら、左右それぞれの耳に対して厳密にミックスされたレコーディング音源は、精巧なヘッドフォンのイヤーカップ(あるいはスピーカーなど)を通して再生すれば三次元空間の効果を生み出すはずだから。

コンシューマー向け製品において、こういった類のDSPは小さなBluetoothスピーカーのように何らかの欠陥を補う必要がある安物の製品などに採用されるのが典型的なパターン。それがJBLのようなメーカーから提案されてきたということで、これはちょっと気になる製品です。JBLはコンシューマ向けの製品ライン以外にも、ニューヨークやサンフランシスコにあるコンサート会場やドルビー仕様の映画館で使われる音響機材メーカーとして歴史ある企業です。ユーザーの熱い視線を集められるかどうかは別として、同社の本気度が感じられますね。

S700の価格は350ドル(約3万5000円)、ドライバーユニットは50mm、iPhoneやAndroid対応のリモコン機能付き。米国サイトではすでに入手可能とのこと。ライトユーザー版のS500は11月に300ドル(約3万円)で発売予定です。

JBL

Mario Aguilar(Rumi 米版