京都大学、絶滅危惧種の動物の精子バンクを作り出す

京都大学、絶滅危惧種の動物の精子バンクを作り出す 1

絶滅はさせんぞ!

精子バンクは人間だけのものではない。絶滅危惧種/希少野生動物保護の目的で、京都大学大学院の医学研究科附属動物実験施設が、動物の精子をフリーズドライして保存しています。

現在、2種の希少野生動物とキリンの精子のフリーズドライ化に成功。また、すでに犬やチンパンジー、キリン等は、フリーズドライした精子にも受精能力があることが確認済みです。

絶滅してしまうかもしれない動物を保護するために、絶滅しないいい方法ができるまで、またはいっそのこと種にあった他の星へと移住するまで、精子を保存する。そうなると、かなり長いながーい間精子を安定して保存しなくてはなりません。京都大学チームのフリーズドライは、この点を解決した方法を開発。液体窒素を使用することなく、冷蔵庫または常温でフリーズドライ保存するのです。他の保存方法よりも、温度が高くても保存可能なところが大きなミソ。

金子武人特別講師が、ネタ元のAgence France-Pressに語ったところによりますと、この方法だと科学者がより簡単に遺伝子情報を手にすることができることから、希少動物の保護に大きく貢献できるといいます。現段階では、フリーズドライした精子と通常の卵子を使っていますが、将来的には卵子のフリーズドライ化も含めて研究を進めています。

「今はまだ夢のような話かもしれませんが、将来的にはこの遺伝子情報を宇宙に持ち出すこともできるようになるのではないでしょうか」と金子氏は、大きな希望をもっています。

今後、大きな課題となるのはやはり卵子への技術の適用ですね。人間の持つ向上心で、技術はどこまでも進んでいきます。

[AFP via Design Taxi]

Image: Shutterstock/Thorsten Schmitt

そうこ(ASHLEY FEINBERG 米版