時間が経つと色が変わる注射器、再利用防止を訴える

時間が経つと色が変わる注射器、再利用防止を訴える 1

医療の問題をもっと目で見えるように。

ワクチンは、世界中に病気が広まるのを防ぐ方法の1つ。しかし、一方で発展途上国ではワクチンのための注射器が複数回使用されることで、逆に病気を広めているという、実に残念な報告があります。注射器の再利用防止をもっと目に見えて訴えられるように開発されたのがこちら。イギリスはハダースフィールド大学のDavid Swann(デイビット・スワン)医師が開発したこの注射器は、使用後にその色が真っ赤に変わるという仕掛けのある注射器。

プラスティック製注射器の筒部分には、特殊なインクがしみ込ませてあり、このインクによって空気に触れると色が変わるというもの。注射器は窒素がはいった密閉されたパック内に保存されており、使用するためにあけることで注射器が空気に触れ、約60秒ほどで色が変化し始めます。赤=使用済み、なんともわかりやすい仕掛けですね。

また、再利用を防ぐ仕掛けは色の他にも仕込まれています。1度使うと、注射器の「押す部分」を中に戻せなくなるというもの。つまり、色で注意を促すだけでなく物理的にも使えなくなるというデザインとなっているわけです。ただ、この注射器を作るには、従来の注射制作費にプラス1本数セントの追加コストがかかります。現段階ではコンセプトですが、実用化が希望されています。

Design To Improve Life via Cnet

そうこ(ANDREW LISZEWSKI /米版