ホワイトハウス「オバマ大統領は各国首脳盗聴の事実を5年間知らなかった」→NSA怒る

独首相はじめ外国首脳35人の携帯を米国家安全保障局(NSA)が盗聴していた事実は「オバマ大統領も側近も5年間全く知らなかった」とホワイトハウスが語り、「知らなかったも何もサインしたではないか」とNSAはじめ諜報部局が怒ってます。

ホワイトハウス高官がウォールストリートジャーナルに語ったところによりますと…

この夏ホワイトハウスが内部調査を行うまで大統領も側近もまさかアメリカが同盟国リーダーのスパイ活動を5年間も続けているなんて思いもしなかった、スパイ活動の範囲拡大に関しては説明も受け承認も下したが、どこまでターゲットを拡大するかについては「NSAが内部で決めたこと」であって「そもそもこんなものに大統領はサインしてない」と言うんですね。ホワイトハウスはむしろ独自調査でその存在を知って監視の一部中止を命じた方だよ君ぃ、と。

まあ、5年間無意識に友好国の大統領や首相を監視し続けてるオバマ大統領というのも、それはそれで末期な気もしますが…監視する対象があり過ぎて、もはや目録も追えてないんでしょうか…。

しかし月曜LAタイムズが諜報機関の元高官・現役高官に話を聞いてみたら、このホワイトハウスの釈明に諜報部局の人たちはカンカンなんだそうですよ? 

曰く、「盗聴のターゲットが国家元首の場合、その国の大使館とホワイトハウス米国家安全保障会議職員に定期的にブリーフィング(状況報告)が行われる。オバマ大統領自身は説明を受けていなかったかもしれないが、このことは諜報活動に関わる上層部の人間はみな知っていたことなので、それを知らなかったとは笑うほかない」、「寝耳に水だと言うのなら、それは単にホワイトハウスが報告書読んでないだけ」、「みんな怒ってる。ホワイトハウスが正式にインテリジェンス・コミュニティを斬り離したんだから」と。だいぶNSA斬りに危機感を募らせている模様です。

因みに独スピーゲルの報道によると、メルケル首相の諜報活動は首相就任前の2002年から在ベルリンの米国大使館を拠点に展開されていた模様。

LA Times, Der Spiegel, WSJ - 日本版

satomi(JAMIE CONDLIFFE/米版