グーグルがG+ユーザーの名前や顔写真を広告に使えるよう利用規約変更へ

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ついに来るものが来ましたね。

フェイスブックがユーザーの顔写真を広告に借用して「俺ら聞いてないぞ!」とボコボコにされたのに続き、グーグルもGoogle+の名前・写真・オススメを広告ネットワークで使う「共有エンドースメント」なる新サービス開始とそれに伴う利用規約変更を発表しました。右も左もソーシャルエンドースメント、ですねー。

グーグルはブログでこう書いてます。

「グーグルであなたが共有するものはあなたのコントロール下にある」(太字はグーグル)

まあ、確かに自分の知らないところで広告に自分の写真を使われるのがイヤな人はここのGoogle+の設定でチェック外して保存すればイチ抜けできます。そう、オプトアウト。でも何もしないでいると、本人からの同意抜きにグーグルに自分の情報を使われてしまうわけで、コントロール下にあることはあるんだけどないような。

あ~あ…YouTubeにコメント残したり、Google Playで何かに星つけたり、何かに+1つけてイイネする。そういうのが全部、自分の顔写真入り広告に繋がるなんて! あ、もちろん18歳未満の未成年者の顔写真とか名前は出ませんけどね。

気になるのは「誰に表示されるのか?」ですが、記述は曖昧です。

「プロフィール写真と名前、共有したレビュー、+1した広告などのコンテンツはあなたの友達、家族、その他の人たちに表示されます」

ちょっとちょっとこの「その他の人たち(Others)」って誰よ、誰なのよって思っちゃいますよね。因みにフェイスブックは「コンテンツや情報を見せたい相手を選んでいただけば、使わせてもらう時には選択に従います」とあります。

あんまり歓迎ムードという感じはしない変更ではありますが、フェイスブックの失敗に学んだところも見受けられます。フェイスブックもこれと似たような「スポンサードストーリー」というの始めた時には散々で。これは広告主のブランドについてポジティブなこと書いた投稿を再配信する仕組みなんですが、オプトアウトできないんですね。それで2011年のサービス開始後、ユーザーが「俺ら聞いてないぞ!」と騒いで集団訴訟になり、今年8月末ユーザー側が勝訴して2000万ドル(20億円)の和解金獲得、サイトのプライバシー方針変更を余儀なくされたのです(この件はその後連邦取引委員会[FTC]も調査に乗り出した)。

そんな失敗の轍は踏まないと決めたんでしょう。グーグルは事前通告と説明を行いオプトアウトも用意しました。いくらクリアに説明したところで、それで広告に無断で顔が出なくなるわけでもないのですが。

新利用規約の施行は11月1日から。それまでGoogleのトップページに告知バナーが掲載されるので嫌でも気づくと思います。でも、ちょっとイヤだなと思うなら、オプトアプトできるのは自分、自分ひとりですよー。

Google via NYT

ADAM CLARK ESTES(原文/satomi)