飛行機内のフライトモードより強力な、運転中は絶対にiPhoneを触れなくなる車内モードを提唱

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次は歩行モードなんて出てきちゃったり?

歩きながらスマートフォンの画面を見続けてしまい、うっかり前方不注意で危ない目に遭ってしまったことってありませんか? そもそもガラケーと呼ばれるフィーチャーフォンの時代から、歩行中に携帯電話を見続けて人にぶつかったりする問題はありましたけど、このところのスマートフォンの普及を受けて、急速に問題は深刻化している感じもしますよね。

いまでは歩きスマホを禁止しようという声が日本でも各方面から聞こえてくるようになりましたが、ところで、もうかなり以前から「ながら運転」が禁止されているはずの、自動車やバイクを運転中の携帯電話使用という問題は本当に解決されてきたのでしょうか…。

 

  

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運転中にスマートフォンをいじってメールしたりしてはいけないって知ってはいても、いざ着信通知が鳴ってしまうと、さっと手を伸ばして衝動的に画面を確認したくなってしまいますよね。ということで、このほどニューヨーク在住のデザイナーのジョーイ・コフォンさんが発表したiOS対応の「Car Mode」は、いわゆる運転中の車内モードとして起動中は完全に画面をフリーズさせて、あらゆるSMSの着信に対しても「いまCar Modeが作動中です」と自動返答してくれるんです!

運転中のユーザーに対しては、メールの着信さえ通知せずに、iPhoneには一切気を散らされることなく安全運転に集中してもらうというもの。目的地へと到着してエンジンを切ってから初めて「Car Mode」の動作中に逃してしまったメッセージなどを、まとめてコマンドセンターから知らされる仕様になっています。要は飛行機内で、あらゆる無線通信機能をオフ設定にする「フライトモード」ならぬ、その自動車内のバージョンとなる「カーモード」の誕生ですよね。

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まだ全てはコンセプトデザインに過ぎず、さすがにアップルが将来的にiOSで実装してくるのかどうかも不明ですが、「Car Mode」の優れた特徴は、Bluetooth対応の自動車でイグニッションキーを回してエンジンをかけた途端、ドライバーのiPhoneが自動的に「Car Mode」へと移行してしまうようになるみたいですよ!

飛行機内でフライトモードをオンにするかどうかは、あくまでも各スマートフォンユーザーの意志に任されていますけど、「Car Mode」に関しては、どんなにドライバーが回避しようと思っても、もう絶対にハンドルを握ったら「Car Mode」への移行をストップできない強制仕様としなければ意味がないと説明されています。ハンズフリー通話やナビゲーションアプリの音声案内などは使える設定が残りますけど、基本的には「Car Mode」へと移行すると、ディスプレイに時計さえ表示されず、もはや運転中にiPhoneの画面をチェックする意義が完全に失われてしまう厳しい設定です。これはカーナビを運転中に操作できない設定よりも強力っぽいでしょうかね。

こんな「Car Mode」への強制移行を、より歓迎される流れにしようと、発案したコフォンさんが提唱しているのは、自動車保険会社とのコラボレーションです。つまり、運転中のスマホチェックが本当になくなれば、不注意からドライバーが交通事故を起こしてしまう確率も減って保険会社の負担が減るというメリットを打ち出すということ。「Car Mode」での運転時間の記録に応じて自動車保険料を割り引くといった魅力的なインセンティブの設定が非常に効果的と謳っています。確かに、こうしたユーザーへの直接的なメリットなんかもあれば、なんとか「Car Mode」を回避しようという試みだって阻止されて、着実に使われるようになっていくのかもしれませんよね。

Kelsey Campbell(米版/湯木進悟)