映画観るときポップコーン食べる? あれって広告効果が薄くなるらしいですよ

映画観るときポップコーン食べる? あれって広告効果が薄くなるらしいですよ 1

えっ…映画館と言ったらポップコーンでしょう…?

ケルン大学の研究よると、ポップコーンを食べながら広告を視聴すると、その効果が低くなる傾向があるそうです。

メカニズムは簡単。人は耳慣れない言葉を聞いたとき、無意識のうちに口の中で新しい名前の発音を真似することでブランドを記憶しているそうです。しかし、ポップコーンを食べていると…モゴモゴしちゃいますよね。つまり、口の中で名前をシュミレートすることができず、記憶として定着しづらくなってしまうということみたい。

実験は2回行われました。ひとつは被験者96人のうち半数にはポップコーンを、もう半数には角砂糖を与えた状態で、本編の前に広告をいれた映画鑑賞会を行ったというもの。ちなみにその時に放映されれたCMは被験者であるドイツ人にとっては、なじみの薄い商品が選ばれたそうです。

この鑑賞会の1週間後、被験者に観賞会の時に広告を見た商品を含む複数の商品の評価を行わせました。すると、角砂糖を摂取したグループは広告商品を高く評価する傾向があったのに対し、ポップコーンのグループではこのような傾向は見られませんでした。

もうひとつの実験では、188人の被験者をポップコーンを摂取するグループと角砂糖を摂取するグループに分け、慈善活動に募金するために現金を渡し、広告を見せました。この実験でも同じように、角砂糖を摂取したグループは広告で流れた慈善活動に寄付する傾向があったのに対し、ポップコーンのグループにはそのような傾向が見られなかったそうです。

今回の研究結果では、ポップコーンによる咀嚼が記憶を阻害する傾向があるというものでしたが、カーディフ大学が昨年発表した研究によると、チューインガムをかむことによっても、人の短期記憶力の低下が確認されたそうですよ。えー…咀嚼は記憶に役立つっていうイメージがあったんですけど…。

あくまで「傾向」の話ですが、ポップコーンにしろ、チューインガムにしろ、咀嚼によって情報を記憶しづらくなると言えるかもしれませんね。

ということは、テレビ見ながらご飯食べてると、CM効果は薄くなったりするのかなぁ。

BBC News

Image by:xavier gallego morell/shutterstock

(嘉島唯)