データセンターの熱を暖房に再利用、シアトルの街で計画中

データセンターの熱を暖房に再利用、シアトルの街で計画中 1

パソコンの熱で暖をとることがありますが、あれのもっと大規模な感じ、かしら。

米国ワシントン州のシアトル市=では、データセンターからでる熱の利用方を検討しています。それは、寒い冬を乗り切るために、市民のみなさんに暖かい空気を届けるために、巨大サーバールームの熱を使おうという計画。

シアトルでは、地域暖房と言われる、特定地域内の施設に1箇所(または数カ所)の熱源からパイプを使って蒸気を送る暖房システムが採用されています。ここに、データセンターの熱を利用しようというのです。ネタ元のEconomistによれば、シアトル市はすでに新たなエネルギーシステムについて、開発業者や公益会社と話を始めているといいます。

現在、データセンターから放出される熱は、水で冷やされた後に外に排出されています。この冷却水は、データセンターを冷やす際にもちろん温度が上がるわけですが、利用するのはこれ。もちろん、そのままでは水が暖房に役立つほど熱くはないので、公益会社であるCorixがさらに温めるシステムを提供して利用する、という作戦。低価格で地球に優しい暖房システムができるという目論みです。

が、現在のところスタート地点もスタート地点。この計画に名乗りを上げるデータセンターや開発業者はまだないといいます。新システム導入には、まずお金がかかりますから、現段階では二の足を踏むのもしょうがないのでしょう。しかし、長期的に見るとコストも環境もウィンウィン。データセンターの熱が、シアトルの未来を支える日も遠くはないはずです。

[Economist]

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そうこ(JAMIE CONDLIFFE 米版