僕が今まで泊まった最高級のホテルのふとんよりも良かった! ふとん工場の潜入取材でわかった羽毛ふとんのスゴさ

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今回ギズモードは国内最大の寝具メーカー、東京西川さんの羽毛ふとんの工場に潜入取材してきました。

普段僕はあまり眠ることにこだわりは持っていないのですが、なにやら東京西川さんが作る「羽毛ふとん」はスゴイらしく、一般的なふとんとは寝心地が全く違うらしいということを聞きました。ですのでそんなにスゴイ羽毛ふとんがどのように作られているのかを見るために、生産現場にお邪魔してきました。

ちなみに僕が泊まったことのある最高級のホテルは10万円くらいだったんですけど、この羽毛ふとんはそのホテルのふとんよりも全然寝心地がよかったです…。

良い羽毛ふとん、悪い羽毛ふとん

羽毛ふとんのイメージは、ふっくらしたダウンと優れた保温性で、眠りの浅い人もすぐに寝付けそうな印象があります。その反面、ふとんは多くのメーカーが安い物から高い物まで販売しているので、一体何がそんなに違うのかパッと見ただけでは分かりません。ですが、羽毛ふとんも作り方によって暖かさや長持ちするかが変わってくるそうです。その作り方の違いは一体何なのでしょうか?

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その違いは2つあります。1つ目は、使われる羽毛の品質です。品質の違いが保温性やふっくら感といった、羽毛ふとんの特徴を左右します。また良い羽毛ふとんに使われる上質な羽毛は上質でない羽毛とくらべて耐久性も高いため、長い間使っても暖かさが維持できるそうです。

寒さが厳しい地域で育った水鳥ほど羽毛が大きくて、その中でも大型のグース、特に4-5年飼育されたマザーグースの羽毛は高品質で保温性に優れていて良い羽毛ふとんの原料と言われているそうです。

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東京西川では年間300トン、約35万羽分という大量の羽毛をポーランドやハンガリーなど約10ヶ国から買い付けています。しかも世界中の羽毛の産地に担当者が直接行って羽毛を厳選して輸入して、高い品質を維持しているそうです。

2つ目の違いは製造工程にあります。東京西川の羽毛ふとんが、圧倒的に人気を集めている大きな理由は、良質な羽毛に仕立てるこだわりある製造工程にありました。

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ここからは、工場の中村部長に案内して頂きながら、東京西川のこだわりある製造現場に入って行きました。

こだわり その1:羽毛の洗浄は念入りに

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輸入した原毛は、生産地で一度洗浄されていますが、それでもゴミや不純物が付着しています。ふわふわした羽毛に仕上げるためには、埃や塵などを洗い落とす作業がかかせません。そして匂いの元になる油脂もここで洗い落とします。

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羽毛が清潔かどうかは、洗浄した排水の透明度で検査するそうです。一般的に業界では50cmのシリンダーに排水を入れて、透明度を測ります。一方、品質にこだわる東京西川は、その約2倍の100cmのシリンダーを使って透明度を検査しています。シリンダーの水が透き通るほどキレイになるまで洗浄作業を繰り返すのが、東京西川のやり方です。

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右端のコップは輸入されたばかりの羽毛を洗浄した排水ですが、埃や塵のためベージュ色に濁っています。その後何度も洗浄を繰り返し、最終的には左端のコップのように水が透き通るまで作業を繰り返していきます。

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洗浄後、良質な羽毛だけを選ぶために、3階建ての建物ほどの高さがある選別機の中に羽毛を入れます。選別は風のチカラを使って行われます。

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大きな装置の中で、風を受けた羽毛はふわふわと雪のように舞いながら選別されます。

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羽根や不純物は一番手前に落ち、羽毛の大きい上質な羽毛だけがより遠くまで飛んでいきます。東京西川が使うのは、上質な羽毛だけです。最高品質の素材だけを使うことで、ふとんのふんわり感や保温性へとつながり、また長持ちさせられるようになります。

こだわり その2:ボリューム感をプラスする巨大マシーン登場

 

袋に詰められて輸入される羽毛は、どんなに洗浄して選別してもそのままでは羽毛本来のふわふわしたボリューム感のあるものにはなりません。

販売されている羽毛ふとんの中には、洗浄後に羽毛を選別したら、ふとんに詰める作業へと進むものもあるそうです。しかし東京西川では、羽毛のふっくら感を最大限に引き出すために加湿乾燥と塵の除去、そして羽毛の選別を行う特別な加工プロセス「フレッシュアップ加工」によって、羽毛をふわふわに仕上げていきます。

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まず始めに、こちらの銀色のマシーンの中で120度の高温で加湿乾燥して羽毛を膨らまし、さらに抗菌加工を施していきます。このマシーンのお値段はなんと約7000万円! しかも日本に1台だけしか存在しない吹き上げ選別工程ができるマシーンだということです。

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次にこちらのマシーンで再度塵を取り除き、膨らんだ羽毛から不純物を取り除いていきます。

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加湿乾燥して再度塵を取り除いて膨らんだ羽毛は十分に上質な羽毛ですが、驚くことに東京西川では最後にもう一度選別して、本当に上質なものだけを使います。中村部長によれば、ふとんは中身が見えないからこそ安心してお使い頂きたいとのこと。このあたりに東京西川のこだわりが感じられます。

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右の透明な円柱に入っているのがフレッシュアップ加工された羽毛で、左の円柱に入っているのがフレッシュアップ加工される前の羽毛です。この2つの円柱に入っている羽毛は実は同じ重さなのですが、右側の方がふっくらしています。

東京西川が選別した羽毛は、フレッシュアップ加工でふっくらした羽毛になり、さらに取り除かれた不純物の重さの分だけ上質な羽毛が入るので、同じ容量でもボリュームが増しました。

こだわり その3:信頼を保証する品質チェック!

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今度は高品質にこだわりを持つ東京西川ならではの品質管理の舞台裏を見せて頂きました。

ここまでの工程で選ばれた羽毛でも、最も気をつけなければならないのがダウン率。ダウン率とは羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の割合のことで、羽毛ふとんを選ぶ時には重要な判断基準の一つです。ダウンが50%以上あれば羽毛ふとん、50%未満なら羽根ふとんと呼びます。ダウン率が高ければ高いほど、値段も高くなっていきます。

工場の方からお聞きしたのですが、家庭用品品質表示法のダウン率では下限許容範囲はマイナス5%だそうです。つまりダウン率90%と表記されていても、実際はダウン85%までの許容範囲があるらしいのです。

しかし東京西川はダウン率の表記以上でなければふとんにしないという徹底したポリシーを貫いています。そのためマイナスの誤差は認めていません。つまりダウン率90%なら90%またはそれ以上の羽毛が使われている事になります。このようなこだわりがあるから東京西川のふとんは人気なのですね。

東京西川では羽毛の品質をきちんと見極め、本当に良質な素材だけが使われていることを証明するために、厳しい検査基準を設けています。

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ダウンとフェザー等の割合をチェックする「組成混合率検査」は検査回数にして3-5時間の検査を1日2回行い、その平均値をダウン率とします。また膨らみ具合から弾力性をチェックする「ダウンパワー検査」、洗浄具合をチェックする「清浄度検査」など8項目の検査を実施しています。

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こちらは日本でも数少ない大きさの「標準試験室」です。標準試験室とは業界の基準に準拠したテストを実施するための温度と湿度を管理調整する部屋です。

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標準試験室の中で羽毛を一定時間寝かせた後に、上の特殊なツールを使って羽毛の弾力性を示すダウンパワー値(羽毛1gあたりの体積値を算出した値)をチェックします。

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上の写真は、右も左もダウンと呼ばれているものですが、同じダウンでも右が東京西川のふとんに使われる羽毛です。東京西川では右側のような厳選した上質な羽毛を使うようにしているそうです。

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人は一晩にコップ1杯の汗をかくと言われています。そこで、ふとんに使われる素材がどの程度水分、つまり汗を逃がしやすいかという、吸放湿性の実験を見せてもらいました。上の画像は、一般的な掛け布団に使われる綿を水の上に置いたもの。水を吸い取りますがすぐには放湿できずに、表面からは水の滴が垂れています。

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こちらは厳選された羽毛です。水の表面に置いても浮き続けています。しかも表面を触っても、吸湿しながら放湿しているため水気のないサラサラな状態です。

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このように羽毛は保温性だけでなく、湿気を吸って放湿する機能にも優れた天然のエアコンと言われる素材なので、掛けふとんには最適な素材です。

こだわり その4:暖かく長持ちさせるための工夫

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品質検査をパスした羽毛をふとんに詰める作業においても、東京西川は独自の技術を使っています。普通羽毛ふとんを長年使っていると、首周りに羽毛がなくなったり足元にたまったり、羽毛がマスからマスへ移動してしまうと言われています。

東京西川は「ソリッドステークキルト」と呼ばれる、羽毛をつめる専用の吹き込み口をつける技術を開発して、暖かさに影響する羽毛の移動を防ぐことに成功しています。

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この技術は東京西川で縫製を担当しているベテラン職人の高久さんが考案したもので、この仕切り技術で東京西川は特許も取得しています。

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この技術を使えば、寝返りを打っても羽毛がマスとマスの間を移動しません。

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ふとん1枚につき1人の担当者が羽毛を詰めていきます。

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それぞれの生産工程で担当者が、生地側縫い、キルト、検査、検針の最終チェックを1枚ずつ丁寧に行います。ラベルには担当者それぞれの責任印が押されているので、いつ誰の手によって作られたのかも分かるようになっています。

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万が一ほつれや色落ちなど欠陥があれば、どんなに小さい不備でもチェックの対象となり、不適合商品として出荷されることはありません。最後まで細かい検査を経て、そしてようやく羽毛ふとんが完成です。

寝心地は僕がこれまで泊まったどのホテルよりも良かった!

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最後に、実際に工場で製造された羽毛ふとんで寝させてもらいました。

おおー! 軽くて寝心地がいい! これは僕が今まで泊まった一番高級だったホテルのふとんよりも気持ちいい! このふとんは今まで体験したことがないほど、ふわふわ。ふとんをかけている感覚も無いほどとても軽く感じます。

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そして部屋は冷房が効いていたのですが、ふとんをかけた体の部分はじわじわと温まっていくのが感じられました。使わせていただいたお布団ですが、お値段は20万円ほどの高級モデルだそうです。納得ですね。

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それではふとんを変えて、今度は僕が普段よくやっているベッドでタブレット操作をしてみました。やりだすとなかなか止まらないのですが、羽毛ふとんの中ではどうでしょうか?

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こちらもサラサラな手触り掛け心地が心地いい! 普段のふとんに比べ段違いにイイですねー。ふわふわでとても暖かく、ガジェットも忘れて眠りに落ちてしまいそうですよ。

羽毛ふとんのケアも思ったより簡単お手軽

今回の体験で、これまで全く分からなかった羽毛ふとんの良さが分かってきました。寒い冬も快適に過ごせそうなので、これからの季節にはぜひオススメしたいアイテムです。でも、羽毛ふとんはケアが面倒そうだからちょっと...と思われる方もいるでしょう。そんな不安も意外と簡単にケアできますよ。日常から簡単にできる手入れの方法をご紹介します。

・月1〜2回、1〜2時間ほど干しましょう。そして叩くことは厳禁。

・カバーをこまめに洗濯して交換しましょう

・湿気の少ない場所に敷きふとんを下に置き、その上に収納しましょう

以上の3つのことをこまめに行えば、普段からふんわり感が維持でき、長期間にわたりふとんを使い続けることができますよ。

まとめ:この値段にも納得。すごかった東京西川の羽毛ふとん

さらに、羽毛ふとんは欲しいけど値段が高いから手が届かないと思う方もいらっしゃると思います。ですが、良質な羽毛を使った羽毛ふとんはお手入れさえちゃんとしていれば、10年程度使うこともできるそうなのです。だから10万円を羽毛ふとんに使っても、1年1万円でホテルのふとん以上のふわふわな寝心地がいつでも味わえると思います。わざわざ数年に一度買い換える必要もありませんし、すっきり眠りたいし長くふとんを使いたいという人には、高品質な羽毛ふとんは検討してみる価値ありですよ。

東京西川

(鴻上洋平)