太陽電池にポップミュージックを聞かせると働き者に!?

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誰の曲を聞かせたんだろ?

インペリアル・カレッジ・ロンドンとロンドン大学クイーンメアリー校の研究グループが「太陽電池に音楽を聞かせると出力が大幅に上がる」という研究結果の論文を、2013年11月6日付けの科学誌「Advanced Materials」に発表しています。

研究者は、ある材料に圧力や歪みを加えると電圧が発生する「圧電効果」を応用して、その圧電材料のひとつである酸化亜鉛を使った太陽電池を作製。それに様々な音波を当て比べて電力の出力への影響を調べた結果、電話のベルやオフィスのプリンターから出る音と同じ75db程度の音量でも、かなりの効果があることが分かりました。

しかしその実験の中で特定の周波数の音波において著しい向上を確認しました。研究者の1人であるジェームス・デュラントさんが「単調で退屈な音を聞かせる代わりに音楽をかけてみると、様々な音調の効果を発見できるきっかけになった」と言っているように、単調な音だけでなく、様々な音調を含む音楽を聞かせるとどのように影響を及ぼすか、実験を行いました。

するとポップやロックミュージックによく見られる高い音調を含んだ音波が、太陽電池の出力を40%も上げることを発見しました。しかし低い音調を頻繁に含むクラシック音楽は、ポップミュージックほどの影響が無かったのです。

この発見を通して、将来的には太陽電池が置かれる様々な環境や背後のノイズを効率的に使い、太陽電池の効率を高める研究が進められるらしいですよ。

モーツァルトのクラシック音楽を聴くと、頭が賢くなる「モーツァルト効果」というのがあるらしいのですが、それとは全く関係ないようですね…。

Imperial College London via SJNニュース

(徳永智大)