ペット医療でも3Dプリンターが大活躍! 手術のプランニングや練習に

ペット医療でも3Dプリンターが大活躍! 手術のプランニングや練習に 1

ワンちゃんも安心。

人間の医療現場で大躍進中の3Dプリンター。ペット医療の現場でも大活躍しています。アメリカのアラバマ州にあるオーバーン大学の獣医学部では、ドクターたちがMakerBot 3Dプリンターを使用して、非常にデリケートな犬の手術を可能にしました。

上の画像左側は3Dプリンターでプリントされた背推骨。7歳になるヨークシャテリア、ソフィーの背推骨の完璧なレプリカです。ソフィーは歩行が困難になっていました。骨が摩耗してずれてしまい、神経を傷つけていたのです。でも、体重がたった1.4キロのヨークシャテリアの小さな背骨を、神経に触れることなく手術するのは至難の業。そこで、ドクターのドン・ソージョネン氏とエイドリアン=マクセンス・へスペル氏は、綿密な手術計画を立てるため、ソフィーの背推骨の正確なモデルを3Dプリンターでプリントしたのです。

これまで、何かを装着するような手術では、手術を始めてから、どうやって装着するかその場で考えなければなりませんでした。ソージョネン氏によると、そのプロセスは通常45分程かかるそうです。しかし、3Dモデルを使うことで、ドクターは事前に手術のシミュレーションや練習ができるので、手術を開始してからプランを考える必要はなく、自信を持って手術に臨むことができます。ソージョネン氏は「正直言って、3Dモデルなしにはこの手術はできなかったと思う」と語っています。飼い主さんもさぞかしホッとしたことでしょう。

今回の手術は3Dプリンターによる医療ソリューションの一例にすぎません。先月は、イギリスの外科医が、チタンのインプラントとガイドを3Dプリントし、綿密な手順をバーチャルモデリングで練習して、自転車事故で重傷を負った患者の顔の骨を復元しました。また、日本のドクター達も、大人から提供された肝臓を子供の患者に移植する際のプランニングに3Dプリントモデルを使用しています。フロリダ大学では、脳神経外科医達がMRIとCTスキャンからプリントされたモデルで、緻密な脳外科手術を練習しています。

ドクターが、事前に正確な手順をシミュレーションできるというのは、患者にとっても家族にとっても、そしてペットにとっても、安心ですね。

MakerBot via MedicalXpress

ROBERT SOROKANICH(米版/mana yamaguchi)

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