発見! 爆発から数百年経っても超新星残骸が輝き続けるメカニズム

発見! 爆発から数百年経っても超新星残骸が輝き続けるメカニズム 1

着色料をふんだんに使いましたって感じの色合い。

ハーバード・スミソニアン宇宙物理学センター(CfA)は、1572年に発見されたTycho超新星の超新星残骸が、現在も光り続けるメカニズムを発見しました。そのメカニズムというのが、なんと残骸の中でマッハ1000の逆行衝撃波が生じているからということなんですが、解説は以下の通りです。

超新星爆発時に星の外層の物質とまわりの星間ガスとがぶつかることで、衝撃波が発生します。今もマッハ300の速度で外向きに続く衝撃波が生じることで、今度は内向きに進むマッハ1000の逆行衝撃波も形成されます。

この逆行衝撃波が超新星残骸の内部のガスを熱し、その結果、X線が光を放つというわけです。そのプロセスは家庭にある蛍光灯と似ていますが、放出されるのが可視光ではなくX線であるという点で異なります。逆行衝撃波のおかげで、超新星爆発から数百年経った現在でも超新星残骸を観測し研究できるというわけです。

外に向かう衝撃波と、それによって内側に向かう衝撃波をgifで表すとこんな感じ。まさにズーンからの、ドッカーン

天体写真ってこれあれも極彩色なんで、見るだけでワクワクするんですが、その仕組みを知るとなかなか感慨深いものがありますね。

Jesus Diaz (米版/たもり)