百年の品種「改良」で残念なキリスト状態になった犬たち

百年の品種「改良」で残念なキリスト状態になった犬たち 1

「修復」で残念な姿になったキリストの壁画を思わず連想してしまいました…

美しく、壮健で、人の役に立っていた犬が、品種「改良」を100年続けた結果、元の原型も留めない姿になって健康上の問題を抱えてしまった実例を、犬のブログ「Science of Dogs」が紹介してますよ。

上の写真は今のブルテリア。BEFORE&AFTERで見ると…

百年の品種「改良」で残念なキリスト状態になった犬たち 2

頭蓋骨のかたちが著しく変わっているのがわかります。

古い写真の出典は、1915年に出版されたW.E. Mason著「Breeds of All Nations」で、これを最近の純血種の写真と比べていってます。

セントバーナード(St. Bernard)

アルプス越えの難所グラン・サンベルナール峠の雪山救助犬として活躍した当時はスリムで毛足も短かったのに、今はヘビー級。この毛だと体温がすぐ上がるので働くのはとてもムリ。

イングリッシュブルドッグ(English Bulldog)

行き過ぎたブリーディングの典型。出産も交配もままならないほどデフォルメされてます。平均寿命6.25年(2004年ケンネルクラブ調べ)。

ボクサー(Boxer)

頭蓋が変形してマズルが上向きに。短吻種は暑さに弱いのです。発ガン率最高の犬種のひとつ。

バセットハウンド(Basset Hound)

これもデフォルメの典型。福耳すぎますよね。ルーズソックスのような皮膚のたるみ(飾り)がないとドッグショーでは優勝できません。

ダックスフンド(Dachshund)

昔はそれなりに足のバランスもとれていたのですが、今は胸が地面ギリギリでディズニー漫画のようです。

このブリーディングの話はBBCのドキュメンタリーが話題になりました。NHK-BSの邦訳版を貼っておきますね。ここで紹介した事例も出てますよ。

[Science of Dogs via Erica Hall]

JESUS DIAZ(原文/satomi)