ただの照明じゃないのよ! データをもとに輝くシャンデリア

ただの照明じゃないのよ! データをもとに輝くシャンデリア 1

ただピカピカ光るだけのシャンデリアではありませぬ。奥が深い。

米戦略国際問題研究所(CSIS)が、新しくワシントンD.C.に開いた本部ビルの吹き抜けに注目! なぜって? その天井からはとってもユニークなシャンデリアがぶら下がっているから。その名をグローバル・データ・シャンデリアといい、425本の円柱型LED電球を世界地図型に並べだシャンデリアなんです。

ただの照明じゃないのよ! データをもとに輝くシャンデリア 2

このグローバル・データ・シャンデリア製作のコンセプトは、もともと数年前にアート&テクノロジー・スタジオSoso Limitedが打ち出したもの。そこに同業のHypersonic Engineering & DesignとPlebian Design、そしてデザイン業のクリス・パラート(Chris Parlato)さんも携わることになり、複雑な仕組みで光るシャンデリアを具現化しました。

世界地図の形を模していることを除けば、普通の照明のように見えるグローバル・データ・シャンデリアですが、決してランダムに光っているわけではありません。電球部分がGDP成長率からエネルギー消費量に至るまでのあらゆるデータをもとに輝くように設計されているんです。Pythonのスクリプトで処理され、openFrameworkを使ったオートメーション・システムでライトを制御しているそうですよ。

真下から眺めると、そうやってデータを反映して光るシャンデリアの全体像を見渡せるんだとか。

ただの照明じゃないのよ! データをもとに輝くシャンデリア 3

ただの照明じゃないのよ! データをもとに輝くシャンデリア 4

傍目には美しく輝いているだけなので、シャンデリアを見渡しても何の統計をもとに輝いているのかは分かりません。つまり見る人によっては「シャンデリアが世界地図の形をしているんだ、へぇー」ぐらいの感覚でしかないかも。でもテクノロジーを駆使して、こんなにも凝っていて眩く神秘的で、示唆に富む作品が出来るなんてスゴいですね。

展示されているアートとして眺めるだけでもいいし、どの統計データを元に光っているんだろうかと考えてみるのも面白そう。

[Creative Applications]

たもり(LESLIE HORN/米版