マイクロソフト・リサーチのエレベーターは、乗りたいときを察してくれるらしい。

マイクロソフト・リサーチのエレベーターは、乗りたいときを察してくれるらしい。 1

見えないエレベーターガールが乗ってる感じ。

スマートフォンだけじゃなく、腕時計も家電もみんな「スマート」になっているこの時代、エレベーターだってスマートになっていいんじゃないでしょうか? マイクロソフトはそう問いかけつつ、自ら答えを出しました。Kinectのカメラをエレベーターに搭載し、周りの人が乗ろうとするときの動作を認識して、必要なときだけドアを開けるよう学習させたんです。まさにスマートなエレベーターです。

このエレベーターは、米国ワシントン州レッドモンドにあるマイクロソフト・リサーチ内に実際設置されています。プロジェクトを率いるのは、マイクロソフト・リサーチのコディレクター、エリック・ホーヴィッツ氏。彼らは数ヵ月にわたってエレベーター天井に付けたKinectでエレベーターホールを撮影して、そのデータを人工知能に学習させ、エレベーターに乗りたい人の動作とただ通りすがっただけの人の動作を見分けられるようにしました。

プロジェクトの次のフェーズでは、エレベーターとそこに乗る人がジェスチャーで対話できるような仕組みを検討中だそうです。ホーヴィッツ氏がワシントン・ポストに語ったところによると、「エレベーターが『乗りますか?』と、かわいいジェスチャーで聞いてくる、みたいな古典的な何か」を考えてるそうです。多分、近くの人がエレベーターに乗るのかどうかよくわからないときにドアを振動させるような感じでしょうか。そして聞かれた人がうなずけばイエス、首を振ればノーって認識してくれるんでしょうね。まるでエレベーターガールです!

今はまだ、このエレベーターはマイクロソフト・リサーチでしか見られません。でもいつか、エレベーターに向かってダッシュしていけばちょうどいいタイミングでドアを開けてくれるとか、そんなことが可能になるのかもしれませんね。

Washington Post、Image:Shutterstock/iurii

Robert Sorokanich(原文/miho)