米南部は数cmの雪で交通マヒ。アメリカの半分が雪降るだけで休校になる理由がよくわかった

いや~『ウォーキング・デッド』も渋滞のアトランタもどっちがどっちか区別つかない…ひどいなこりゃ…

28日米南部を襲った雪ではたかだか5センチ降っただけで横転・玉突き・乗り捨てが続発して高速道がまるっきり動かなくなって諸州が非常事態宣言を発令し、帰れなくなった児童生徒数千人が学校に泊まる異常事態となりました。

空の便は欠航3000便。アトランタではひと晩で交通事故が1000件近く起こって、車に23時間缶詰になった人もいて、「まるで映画『ザ・ロード』の世界だな…」と他地域のアメリカ人もただ呆然と見守るばかり…。

アトランタ市に本社のあるCNNのアナもあの渋滞には相当うんざりだったようで、「今のこの時代に先進国で車の中で用を足さなきゃならないなんて絶対あってはならないこと!!」と行政の責任を追求してますよ。

どうしてこんな酷いことになったのか? ちょっと傍から見ると不思議な気もしますけど、雪にやられたアラバマ州バーミンガムに住む米ギズのブライアン・バレット記者は「笑ってくれるな。これにはちゃんとした理由があるのだ」と書いてます。

「まず雪に慣れてない。うちの市なんて過去30年のうち1月に雪が全く降らない年が21回あって、1インチ(2.54cm)以上降ったのはたったの4回だぜ。それに地元のジェファーソン郡は2011年に米史上最大の破産宣言してるので除雪剤撒くとかの金もないんだ。[...]

雪対策のインフラがないから、南部では普段はちょっとでも雪が降ると学校も会社もお休みになるんだが、たまたま今回は朝の天気予報で雪の予報はなかった。それでみんな普通に通勤・登校した。それが途中で降りだしてみんな同じ時間に家に向かったもんだからあんな地獄絵になってしまったのさ」

なるほどねぇ…。

因みに今回の件で一体どれぐらい雪が積もれば学校が臨時休校になるのか知りたくなったRedditユーザーのatrubetskoyさんが、こんなすばらしい地図にしてくれたので貼っておきますね。

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ご覧のようにアメリカのほぼ半数近くのエリアでは、ほんのちょっとでも雪が降る可能性があるだけで休校になるんです。ビックリだけど…これ見た後では納得だわ…。

注釈

  1. 中西部や大平原諸州は積雪量より風や気温で休校を決めるのでミスリーディングかも。
  2. 加州など西海岸の州は市町村の標高で基準にかなり開きがあるのでこれまたミスリーディングかも。
  3. シカゴ、NYなどの大都市は除雪万全なのでもっと降らないと休校にならない。
  4. 薄緑は「降れば休み」の地域だが、ここには「積雪の予報」も含まれる。
  5. 積雪量はひと晩またいで24時間で積もる量を示す。
  6. ハワイはマウナケア山ぐらいしか降らない。
  7. データはユーザー提供情報多数と気象衛星NOAAの平均年間積雪日の地図を基にまとめた(追加・訂正歓迎)。

[Reddit via The Atlantic]

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ASHLEY FEINBERG、BRIAN BARRETT(原文1原文2/satomi)