途中で引き返した? マレーシア航空370便行方不明、深まる謎。偽装名義の乗客も(追記あり)

2014.03.10 07:25
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レーダーを見ると通信が途絶える前に引き返した可能性もある、とマレーシア空軍は発表しましたが、一体どこへ消えたんでしょうか…。

乗員12人・乗客227人を乗せたまま8日3:40AM(日本時間)頃、南シナ海上で消息を発ったクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便。副社長はCNNに「燃料は7時間分」と語っていたので、もうとっくの昔に切れています。

「ベトナム海軍のAN26機が海上で全長20kmにおよぶ油の跡を確認した」とNYタイムズは伝えていますし、APも「ベトナム南端の沖合いで油の痕跡が2つ、確認された。長さはともに10~15km」と報じました。果たしてそれが墜落現場なのでしょうか…(UPDATE:海上の破片同様、油も事故機とは関連ないことが判明)。

墜落確定の報道海軍が否定しましたが、依然として行方はしれないまま。マレーシアは中国・ベトナム・インドネシアの国際協力体制を組んで捜索に当たっています。アメリカも早速、FBIを現地に派遣しました。

乗客のうち154人は中国・台湾人。


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北京空港で安否確認を待つ親族と思われる女性[Photo via Getty]


また、乗客名簿に名前のあるうち2人はパスポートを盗まれた人の名義で、当人たちは乗っていなかったこともわかっています*。

ひとりは昨年8月にパスポートを盗まれたイタリア人のルイジ・マラルディさんで、ANSA通信によると、事故のニュースで自分の名前が出たので家に電話で無事を知らせてきたそうです。もうひとりは2年前にタイでパスポートを盗まれたオーストリア人ですが、外務省は実名は公表していません(以上、AP)。う~む…ただの事故ではなかったんでしょうか…。

マレーシア航空副社長によると、消息が途絶える前には救難信号も問題報告も一切なかったそうです。

これはFlight Awaitsの飛行ログ。


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ザ・アトランティック紙ジェイムズ・ファロウズ(James Fallows)記者が「高度3万5000フィート(10km)の水平飛行に入ったところで突然連絡が途絶えているのがわかる」と紹介したものです。まあ、ステゴ・トイズ(StegoToys)さんのコメントによると「Flight Awaitsのカバー領域はどのフライトも大体同じなのであんまりアテにならない」そうですが…。

370便はベトナム空域の管制レーダーから消息を絶った、と中国の新華社は伝えています。


現場はご覧のように悪天候も一切なし。


飛行ルートはFlightAwareでご覧になれます


UPDATE:3日経過。捜索は9ヶ国40艦35機に拡大、中国は衛星10基を投入。中国の家族からは「まだ携帯電話が鳴っている」という情報もありました…何度も電話に電話かけてる気持ちと思うと胸が痛みますね…。

*UPDATE2:盗難パスポートを使ったのは19歳と29歳のイラン人青年ふたり。下の写真の青年はドイツに亡命する途中だったと、ドイツの空港で待っていた母親から通報がありました…テロとは無関係っぽいですね。


UPDATE3:飛行ルートからだいぶ外れてしばらく飛んでいたことから、サボタージュか乗っ取りの可能性が出てきました。


Top image via Getty
TAYLOR BERMAN(原文/satomi)
 

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