米国Amazon Prime、値上げしてもコスパ最強な理由

米国Amazon Prime、値上げしてもコスパ最強な理由 1

米国のAmazon Primeが、従来の年間79ドル(約8000円)から99ドル(約1万円)に値上げされることがわかりました。日本のAmazon Primeは年間3900円なので、比べると随分高いのですが、米ギズのブライアン・バレット記者は「値上げしてもまだまだ破格の安さ」だと言ってます。

米国のAmazon Primeってどれだけすごいんでしょうか? 以下、バレット記者が力説しています。


ついにAmazon Prime値上げという運命の発表がありました…ずーん。

でも実際は、そこまでショックじゃありませんでした。だって年間79ドル(約8000円)が99ドル(約1万円)になったところで、Amazon Primeがテクノロジー界最大のお買い得商品であることに変わりはないからです。

一見、79ドルから99ドルは25%もの値上げであり、割高なように見えます。しかも何か新しいサービスが追加されたわけでもなく、純粋な価格上昇です。ガソリンとか床屋さんとか地下鉄とか何でもいいんですが、とにかく他のものが一夜にして25%も値上げされたら、激怒するのが当然だと思います。でもAmazon Primeは、そんな他のものとは違うんです。

だって99ドルの中身を考えてみましょう。月に直すと8.25ドル(約840円)、または「大体サンドイッチ1食分」って僕は言ってるんですが、それでAmazon Primeがどれだけのものを使わせてくれるのか。

無料の2日後配送はもちろん、急ぎの翌日配送も安くなります。さらに以前よりはるかに改善したストリーミング動画サービスAmazon Prime Instant Videoでは、『Justified』とか『Downton Abbey』、『Orphan Black』などなどなど、友達が「見なよ」って勧めてくるようなTVドラマも無料で見られます。それからKindleオーナーライブラリーも使えるので、毎月無料の本がもらえるのと同じことになります。さらに近々、音楽ストリーミングサービスも追加されると言われてます。

月8.25ドル(約840円)、それはたしかに、従来の6.5ドル(約660円)より高いです。でも月8.25ドルだって十分、クレイジーなほど激安です。映画ならクリスピン・グローヴァー(訳注:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティの父役、風変わりな人物像で知られる)が演らなきゃいけないくらい、クレイジーです。

だって他のサービスと比べてみると、たとえばNetflixは値上げ後のAmazon Primeとほぼ同じ、月8ドル(約810円)です。でもAmazon Primeの中身はNetflixにさらにPandoraと無料配送、無料電子書籍を足したようなものです。つまり最強合体ロボのボルトロンみたいなものなんだから、これが月2ドルほど値上げされたって大勢に影響ありません。

もっといえば、Amazon Primeはサービス開始から今まで一度も値上げしたことがなかったんです。開始当初の9年前、サービス内容は無料配送のみでした。その間の世間のインフレ分を調整すれば、2005年の79ドルは2014年の95ドル(約9600円)に相当します。つまり初期のAmazon Primeと比較すれば、実質年間4ドル(約410円)の差でしかありません。月たったの33セント(約33円)です。そんなちょっとの差で、以前はなかったストリーミング動画とか電子書籍、今後は多分音楽、その他これから出る新しいものも全部利用できるようになったんです。

Amazon Primeは、たしかに値上げされます。それでもまだまだ、格安であることに変わりはないんです。


以上バレット記者でした。たしかに、特に動画を一定量以上見たり、電子書籍をつねに読んでたりすれば、年間99ドルくらいどうってことはないんでしょうね。

日本でも去年から「Amazonインスタントビデオ」のサービスが始まってますが、コンテンツは基本的に有料で1本ごとに課金されます。これが仮にAmazon Primeとくっついて、月額課金で見放題になったら、日本ではいくらくらいが妥当なんでしょうか?

Brian Barrett(原文/miho)