Facebookが新デザインを捨てた理由

Facebookが新デザインを捨てた理由 1

結局あんまり変わらないなーと思ってた方、こんな事情なんです。

去年、Facebookはデザインをリニューアルして、上の画像みたいに写真を大きくきれいに見せるようになった、はずでした。でもFacebookはこのデザインを一部のユーザーに使わせただけで、最終的には従来に近い見せ方に戻しています。

Facebookが新デザインを捨てた理由 2

起業家のダスティン・カーティスさんは、このリニューアルデザインが世に出なかった理由は広告収入に結びつかなかったからだとする記事を書いていました。でもFacebookのプロダクトデザイナー、ジュリー・ズオさん曰くカーティスさんの主張は間違っているそうです。本当の理由は、ユーザーが使っている古いモニタにあった、とのこと。

わかったのは、私(または今これを読んでいるあなたも)のモニタは27インチの超高解像度のシャープなものかもしれませんが、多くの人のモニタはそうじゃないってことです。世界全体では、アップルとかデルの高解像度モニタより、低解像度の小さなスクリーンの方が一般的なんです。私たちがテストしたデザインは、10インチのネットブックではうまく動きませんでした。1記事だけですら、表示範囲に収まらないんです。

言うまでもなく、Webサイトに毎日アクセスする多くの人はPC経由でのみFacebookを使っていて、スマートフォンやタブレットは使っていません。スクロールするときは、ブラウザのスクロールバーをクリック、ドラッグといった操作が今でも普通にされています。みんながトラックパッドとかスクロールホイールを使っているわけじゃないからです。だから長い記事でスクロールがたくさん必要だったり、ナビゲーションのためにマウスを大きく動かさなきゃいけなかったりすると、サイトとしては使いにくいものになります。

こうしたユーザーはアーリーアダプターではないかもしれないし、私たちのようなハードウェアは使っていないかもしれませんが、彼らにとっての使い心地も、他の人たちと同じように重要なんです。

さらにゾウさんは、広告収入という意味ではこのデザインを採用した方が有効だったとも言っています。それでもFacebookは、収益の機会より低解像度のモニタを使う人たちの使い心地を優先したってことですね。

新しいキレキレのモニタを使っている人にとっては残念な話ですが、世界中で幅広い層の人が使っているサービスだから仕方ない、んでしょうか。日本ではスマホでFacebook見てる人も多いと思うんですけどね…。

Medium via Business Insider

Leslie Horn(原文/miho)