新しい学びの形「反転学習」。日本人のためにうまれたオンライン授業「gacco」に期待すること

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新しい学びの形「反転学習」。日本人のためにうまれたオンライン授業「gacco」に期待すること 1

gacco……? ガッコ、がっこ、あ、学校!

MOOCっていう一大ムーブメントが起こりつつあるのを知ってますか? MOOC(ムーク)は「Massive Open Online Courses」の略称。つまり「大規模公開オンライン講座」のこと。東京大学が参加する「Coursera(コーセラ)」とか京都大学が参加する「edX(エデックス)」とかって名前を聞いたことがある人は耳が早い! そのなかでも、NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが運営する「gacco」は、今年4月から講義が始まる日本発のサービス。つまり、コーセラやエデックスとは違い、基本的に英語ではなく日本語で授業が展開されるのです。

この「gacco」が発表から1カ月で1万人以上が登録をするなど、高い注目を集めているというわけ。なので、今回は「gacco」が一体どんなものなのか、そしてギズが「gacco」に期待したい授業も紹介しちゃいますよ。

新しい学びの形、反転学習

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で、何が新しいのかというと、大学教授陣による本格的な講義をパソコンやスマホ、タブレットによりオンラインで無料受講でき、かつ修了証ももらえるというところ。もちろんオンラインということで、年齢・学歴による制限は一切なし! だれでも受講できちゃいます。

受講生は、10分程度の講義動画を1週間に10本前後視聴し、自己学習や他の受講生との掲示板を通じたディスカッションにより理解を深め、進行に応じて提示される選択式テストやレポートなどの課題に取り組みます。

すべての講義を受講後、最終テストなどに取り組み、修了条件を満たすと「修了証」を取得可能。今後、この「gacco」の修了証をキャリアの証明などに活用できるよう、企業や大学に対して働きかけを行っていくとのこと。つまり、「gacco」で授業を受けると出世が近くなる、なんて未来が待っているかもしれません。

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しかも、オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う「反転学習コース」(有料)を提供するコースもあるんです。「反転学習コース」をMOOCで提供するのは、世界でも初めての試みらしいですよ。

オンラインのみでも、オフラインのみでもない、新しい学びの形。それを追求したのが「反転学習コース」なんです。

ギズ的にはこんな授業も希望したい!

そんなgaccoですが、募集を開始したばかりなので授業のラインナップはこれから拡充するところ。

goo ランキングに学生に戻ったら受けてみたい授業ランキングというのがありましたので、ギズもそれにならって「gaccoにあったら受けてみたい授業」をピックアップしてみましたよ。gaccoの中の人、もしよかったらぜひ実現させてくださいね。

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■講座名「あの飛行具のつくりかた」

東京藝術大学 美術学部・美術研究科 先端芸術表現科 八谷和彦准教授

ナウシカに登場するメーヴェをつくられた八谷さんにそのプロジェクトの全貌を語っていただく講座です。すっごく大変だったことはギズのインタビューでも語られていましたが、なぜつくろうと思ったか、試験飛行を実現するまでの苦労など、ぜひとも授業形式で聞いてみたい。

東京藝術大学で教鞭もとっていらっしゃってポストペットでも知られる八谷さんに、デザインの手ほどきしていただけるワークショップのような反転授業もあれば、ぜったいぜったい受講します。

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画像:大阪大学提供

■講座名「身代わりロボット」

大阪大学大学院 基礎工学研究科システム創成専攻 知能ロボット学研究室 石黒浩特別教授

ジェミノイドやテレノイドなど、ギズモードでも何度かご紹介している石黒浩先生。英国Synecticsが2007年に発表した「世界の100人の生きている天才」でも日本人最高位の26位に選出されています。

石黒先生がつくられる、人間に似ていて、でも人間とは何かが異なる独特な容姿のアンドロイドは、見るものの心をざわつかせます。「人間をつくるために人間を知る」「人間を知るために人間をつくる」というテーマで研究されている石黒先生ですが、その深淵の一部でも理解できたらな……と思っています。

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■講座名「ひとはなぜ演じるのか」

東京藝術大学 社会連携センター 平田オリザ教授

劇作家・演出家であり、青年団を主宰されている平田さん。現実世界を精密に再現することを特長とされている平田さんの演劇に対する哲学や方法論をレクチャーしていただく授業です。

「ひとって演じちゃう生き物なんじゃないか」と僕は常々思っているのですが、平田さんの授業を通して「ひとはなぜ演じるのか」についての根源的な答えを考えたいなと。できれば「反転授業」を使って、他の受講者と一緒に模索できたら最高です。

さらにスペシャルコンテンツとして、石黒先生とコラボしたロボット演劇の授業も期待したいです!

一過性のムーブメントに終わらすべきじゃない!

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ギズ的希望をお伝えしましたが、「gacco」では、「インターネットの父」ともいわれる慶應義塾大学 環境情報学部長・教授の村井 純先生による授業も5月19日から開講。さらに、「マンガ・アニメ・ゲーム論」や「化学生命工学が作る未来」といった授業が夏以降に開講する予定となっています。

すでにムーブメントになりつつあると冒頭でもお伝えしましたが、定着するかどうかはこれから次第。そういった意味で、ぜひとも盛り上げていってほしいなと思ってます。日本発のMOOC「gacco」なら言語の壁も存在しませんし。応援の意味も込めて会員登録しときましょうよ!(オンラインだけであれば無料ですしね。)

無料オンライン大学講座「gacco」

Image by Shutterstock.

(松葉信彦)