ビットコイン取引所のフレックスコイン、閉鎖。カナダでもハッカー攻撃

ビットコイン取引所のフレックスコイン、閉鎖。カナダでもハッカー攻撃 1

ビットコインの有名な取引所のひとつ、フレックスコイン(Flexcoin)もついに消失しました。カナダを拠点とする同取引所は3月2日(現地時間)に896ビットコイン(約6000万円相当)を盗まれ、3月4日の午前中にサービスを停止。仮想通貨の強盗だけでは終わりませんでした。

フレックスコインの「お金」は、ハッカーに根こそぎ盗られたわけではありません。ハッカーたちはフレックスコインのオンラインストレージ「ホット・ウォレット」から全ビットコインを強奪。しかし「コールド・ストレージ」上のビットコインについては、手が付けられていなかったということです(金額は非公開)。

コールド・ストレージとは、ホット・ウォレットとは違ってインターネットに接続されていないローカル・コンピューター上の保管所です。セキュリティ的にはより安全とされ、顧客は0.5%の手数料を上乗せして利用。フレックスコインは、残されたビットコインを顧客に返却予定ですが、盗まれたコインについては古き良き貨幣時代のような保険の対象外となっています。まあだいぶ聞き慣れた話ですが、基本的にはそういうモノなんですよね。

ただし、12.3%のビットコインがハッキング被害に遭ったことを認めた別のビットコイン業者ポロニエックス(Poloniex)は、損失分を自社で補填する姿勢を見せています。約480億円相当のビットコインを失って破産申請したマウントゴックスの衝撃が大きすぎるタイミングではありますが、今後は様々な事例が積み重ねられていくことでしょう。

ビットコイン産業は芽が出たばかり。まだ不安定で脆く、そして自由やアナーキー精神としては素晴らしいアイデアでもあります。もちろん投資や貯蓄を目的とした人にとって、現時点では最も安全なやり方とは言えませんが。

なんて世間が静観モードに入りかけたタイミングでの「ナカモト・サトシ氏は本名」というニュース。な、な、なんですか、この漫画みたいな展開!

色々な意味でまだ目が離せませんね。

The Guardian via Angel Jimenez

ADAM CLARK ESTES(Rumi /米版