アルプスの溶けた氷の中から発見された、第一次世界大戦時の兵士のミイラ

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第一次世界大戦、白い戦い(White War)と呼ばれたアルプス山脈でのイタリアとオーストリアの戦争。高地に特化した戦闘部隊が歴史上一番標高が高い2000mの地域で戦いを繰り広げたそうです。

1915年に始まったこの戦争は4年間続き、約一世紀が過ぎ氷河が緩やかに溶けた今、氷の中から兵士たちが発見されました。

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これはオーストリア兵のライフル。溶けた氷の中から発見されました。

デイリー・テレグラフによると、過去数十年の間でこれらの遺品は流れ落ちているそうで、見つかった者の中には、まだ読める状態の一生届けられることのなかった愛する人への手紙やポエムが含まれていたそうです。兵士のミイラも約80体発掘されましたが、ほとんどが傷んでいました。

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去年アルプスの村Peioで見つかったのは、戦時中救出されなかった17歳と18歳のオーストリアハンガリー帝国の兵士で、両方の骨に銃で打たれた穴がありました。

この地での戦死者は戦闘よりも自然災害、またはマイナス30度まで下がる厳しい自然環境下での凍死が多かったそうです。彼らの遺体からDNAを抽出することはできるものの、家族の所在などを特定することは難しいというのが現状です。

the Telegraph

mayumine(Jordan Kushins/米版