未来の決済はスマホで生体認証? VISAの取り組みと担当者の見解

未来の決済はスマホで生体認証? VISAの取り組みと担当者の見解 1

アップルのiPhone 5sに続き、今年2月に発表されたサムスンのGalaxy S5にも指紋センサーが搭載されました。決済時に指をスワイプすれば、技術敵にはどちらの端末でも本人認証を行うことができます。将来、すべてのトランズアクションはこうした形になるのでしょうか? 現在、VISAはこうした時代の流れに備え、生体認証に関する研究を進めています。

「指紋スキャナー付のスマートフォンは、本当に便利ですよ。この分野にはあらゆる技術や多くのイノベーションが盛り込まれています。我々はこうした技術を扱って仕事を進めていますが、とても興味深いですね」と語るのは、VISAのモバイル戦略アライアンスでマーケティングチームのリーダーを務めるジョン・ホワイト(Jon White)さん。

こうしたシステムは、今のところまずモバイル端末とリンクさせる必要があります。と同時に、VISAの直近の課題は「モバイル端末へのアクセス認証」と「決済認証」を分離させること。もし1システムでどちらにもアクセスできる可能性があるとすれば、銀行側は妥協すべきではないという考え方を示しています。

「図形を描いて電話のロックを解除したり、4桁のパスコードで端末にアクセスしたりするのと、銀行のアカウントにアクセスするのとでは別の考え方が必要」とホワイトさんは続けます。「決済に関する資格証明のセキュリティ管理は優先すべき事項。この領域においては、パートナーシップを形成する動きになるでしょうけど。そうした流れは続く一方、我々はこうしたテクノロジーを追求も行うつもりですが、顧客の信頼や統一性を守るためには複数レイヤーでの暗号化が必要だと考えています」

消費者態度も考慮すべきでしょう。「ユーザーは全サービスにアクセスできる1つのパスワード(網膜や指紋のスキャンに敬意を表しますが)」を本当に欲しがっているのでしょうか? 誰にとっても「1パスワード」という響きにはロマンがあります。でも、パスワード証明という観点で考えると、むしろ奇異とも言えるのではないでしょうか」とホワイトさんは語ります。今のところ、VISAの商店は非接触のNFC決済のままといえるかもしれません。

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Gerald Lynch(Rumi /米版