お茶の間にWebを3Dプロジェクションマッピング、マイクロソフトのSurroundWeb

お茶の間にWebを3Dプロジェクションマッピング、マイクロソフトのSurroundWeb 1

部屋中がネットの海に。

Webブラウザは今、コンピューターはもちろん電話にも腕時計にも、メガネにも入ってます。そして今マイクロソフトが、SurroundWebなるもので部屋の壁をブラウザにしようとしてます。

SurroundWebとはマイクロソフト・リサーチがプロトタイプを公開したもので、一見『スタートレック』のホロデッキみたいな感じです。部屋の中のフラットな面を見つけて、そこにネット上のコンテンツを投影してくれます。マイクロソフトは次のように説明しています。

私たちは没入感ある室内体験を実現するプラットフォーム、SurroundWebを発表します。SurroundWebは「3Dブラウザ」で、Webページを室内の複数の面に表示させ、室内のモノに合わせて表示を調整し、ユーザーの自然な入力方法で操作が可能です。

SurroundWebはこれら没入感あるWebページを、ふたつの新たな抽象化によって最小権限で可能にします。まずRoom Skeletonによって部屋のレンダリングを最小権限で可能にします。従来のアプローチでは、入力のみにフォーカスしていました。またDetection Sandboxによって、室内のモノが検知された場合にWebページから表示するコンテンツをレジスターすることができますが、モノの存在をWebサーバー側には知らせません。SurroundWebでは、モノの検知や室内での表示を可能にしながらも3つのプライバシー保護機能があります。それは検知プライバシー、レンダリングプライバシー、インタラクションプライバシーです。

ちょっと難しい言い回しが出てきてわかりにくいんですが、要はSurroundWebはKinectと緊密に連携していて、部屋をマップ化・記憶し、コンテンツを照射できる場所を探すんです。部屋の中のモノ、たとえばソーダの缶を検知したとすれば、そのソーダのWebサイトに新しいコンテンツとか面白いコンテンツがあるか参照して、室内に表示してくれます。それから電話とかタブレットから任意のURLをスキャンして室内に表示することも可能です。でもこれらはあくまで、SurroundWebでできることの一例に過ぎません。

何か既視感あるな…と思ったら、去年の春にマイクロソフトがチラ見せしてたIllumiRoomとコンセプト的にはごく近いんですね。それは3Dプロジェクションマッピングを可能にするデバイスで、ゲームコンソールにつないでゲームを室内に投影することで没入感を実現するというものでした。

IllumiRoomとSurroundWebの一番わかりやすい違いは、前者は基本的にソースコードとして完結している静的なゲームを表示するのに対し、後者では動的なWebページを表示しようとしてる点です。Twitterであれ動画であれ、オンラインのものをこの未来セッティングで見られるんです。

お茶の間にWebを3Dプロジェクションマッピング、マイクロソフトのSurroundWeb 2

SurroundWebは現時点ではまだ研究開発段階です。でもマイクロソフトはすでにKinectを商品化してるんだし、SurroundWebをお茶の間で使えるのもそんなに遠い未来じゃないのかも!

Microsoft Research(PDF) via TNW

Leslie Horn(原文/miho)