冷凍遺体、すでに100体。人体冷凍保存企業のドキュメンタリー

冷凍遺体、すでに100体。人体冷凍保存企業のドキュメンタリー 1

生き返れるかどうかはわからない。でも冷凍しておけば、チャンスはある。

We Will Live Again」(直訳:我々は再び生きる)は、米国にある人体冷凍保存研究所(Cryonics Institute)に関するドキュメンタリーです。同研究所には、いつか再生できるという希望のもとに100以上の遺体が冷凍保存されています。人間の遺体だけでなく、ペットの遺体64体も保存されています。

このドキュメンタリーを作ったのは、Myles Kane氏とJosh Koury氏。動画の中で同研究所のCEO兼社長のBen Best氏は次のように語っています。

我々は墓地に分類されていますが、私は病院のようなものだと考えています。我々は「代謝の上で課題のある患者」をケアしているのです。

たしかに、遺体の血液循環を止めないための心臓圧迫や不凍液注入といった処置は医療行為に近いのかもしれません。遺体の保存には寝袋や専用の箱、さらに専用の冷蔵庫と何層もの容器が使われ、入念に管理されている様子が描かれています。施設管理者のAndy Zawacki氏は研究所内の一室に住み込んで24時間体制で業務にあたっているそうです。

さらに動画では、人体冷凍保存法の創始者であるRobert Ettinger氏もその考え方を表明しています。

我々は誰にも、眠った状態から目覚めて、再び若く健康になれると保証してはいません。それは結局起こらないかもしれません。(略)何も確かなものはありませんが、チャンスはあるんです。だからそのチャンスを捉えようと。

Ettinger氏は2011年に亡くなり、自身もこの研究所の106人目の「患者」として冷凍保存されました。

そういえば、先日米国で「冷凍」ではなく摂氏10度程度の「冷却」によって人間を仮死状態にする実験が始まるというニュースがありました。技術の進化によって、生きるのを一時停止したり蘇ったり、新しい生き方(死に方)が可能になるのかもしれません。

source: Vimeo

Casey Chan - Gizmodo US[原文

(miho)