世界記録を狙った150万個の風船が引き起こした悲劇

世界記録を狙った150万個の風船が引き起こした悲劇 1

これなに? ビル爆発の煙?

と思うような風景ですけど実は、風船! 風船! 風船なんです。色とりどりの風船たち、見た瞬間は綺麗と思うかもしれないけれど、めちゃめちゃ環境災害です!

これは1986年に米国のオハイオ州クリーブランドで、非営利団体のUnited Wayが開催したBalloonfest86というイベントで150万個風船が空を舞っているところ。

それにしても何故? こんな事をしたのかというと、空に解き放たれた風船の世界記録を更新したいから。ちなみにBalloonfest前に記録を保持していたのは前年1985年にディズニーランドで開催された30周年記念イベントで記録されていたそうです。

記録を更新するため、何千ものボランティアたちが夜から朝まで風船にヘリウムガスを注入しては、ネットの中に溜めていくいくという作業を行ったそうです。

世界記録を狙った150万個の風船が引き起こした悲劇 2

皆で世界記録を更新しよう! という事で準備中も風船が解き放たれた瞬間も皆楽しそうですが、ヘリウムガスでパンパンになった風船は空を旅し、嵐にまきこまれ、地上に落ち、思ってもみなかったような様々なトラブルを起こしてしまったんです…。

あまりにも沢山の風船が一気に空を舞ったため、近くの空港は滑走路を閉鎖せざるをえなくなりました。そのほかには、漁師さんを助けに向かう沿岸警備隊の行く手を阻んだり、馬が驚いて怪我をしたり、散々でした。

もちろん大量の分解不可能なゴミが発生しました。エサと間違って食べてしまった鳥や動物たちもたくさんいたことでしょう…。

世界記録を狙った150万個の風船が引き起こした悲劇 3

こちらは、カメラマンThom Sheridanさんが、Balloonfest86の準備中から150万個の風船が解き放たれた瞬間をフィルムに収めていた写真です。イベントの担当者Treb Heiningさんのインタビューも入ってますよ。

良かれと思ってやった事が恐ろしい結果を招いてしまったイベント、ちょっと教訓になりますよね。

source: Viral Forest

Jordan Kushins - Gizmodo US[原文

(junjun)