骨折の回復を早める夢のギプス、3Dプリントと超音波で

2014.04.21 17:00
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見た目良し、蒸れもなし、治り早いで一石三鳥。

骨折したときにはめるギプスって、固くて重くて、蒸れたらかゆくなって臭いもして、まるで中世の拷問具みたいに感じられます。そんな悩みを解決すべく作られた3Dプリントのギプスが以前ありました。が、デザイナーのデニス・カラサヒンさんはこのアイデアをさらに進めて、超音波発生装置をセットにすることで、ギプスに骨の回復を早める機能まで追加してしまいました。

カラサヒンさんの作品Osteoid(直訳:類骨)は、まだコンセプトデザインですが、2014年のA’Design Awardの3Dプリントフォーム・プロダクトデザイン部門で金賞に輝きました。Osteoidが評価されたのは、デザインが未来っぽいってだけじゃなく、ちゃんとサイエンスに基づいた独自の機能があるからです。ギプスとセットの低出力パルス超音波(Low Intensity Pulsed UltraSound、LIPUS)発生装置を1日20分間使うだけで、骨の回復にかかる時間を40%近くも短縮してくれるんです。

LIPUS自体は既存の治療法ですが、従来のギプスをはめた状態では難しいものでした。というのは、LIPUSを使うには超音波を発するプローブを患部の肌に直接あてる必要があるからです。でもこのOsteoidには穴が空いているので、その穴の形に合わせた超音波プローブをあてればOKというわけです。

これはあくまでコンセプトデザインなので、残念ながら今すぐ骨折しても使うことはできません。でも、見た目が良くて軽くて蒸れなくてかゆくも臭くもないってだけじゃなく、回復まで早まるとなれば、骨折しなくても早く使ってみたいものです。


source:A’Design Award via DamnGeeky

Robert Sorokanich-Gizmodo US[原文](miho)

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