グラフェンに海水ぶっかけたら発電できました

2014.04.18 12:00
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中国の科学班が、グラフェン膜に海水ぶっかけるだけでエネルギー生成に成功したと発表しています。地球に掃いて捨てるほどある海水が奇跡の物質とは…灯台下暗しですね。

現象の背後にある科学は、極めて単純。海水の雫はグラフェン上に静的な状態で置いてる時には、両側とも同等の電荷を帯びます。が、グラフェン表面をズイイーッと移動させると、あら不思議。グラフェンの片側の端では海水中の電子が脱離し、もう片側では吸収され、そこで計測可能な電圧が生成されるんでございますよ。

水(海水=イオン液体)が速く動けば動くほど、生成されるボルテージ(ボルト数)は高くなります。もっとも全部足しても約30ミリボルトという微々たるものですが。比較のため申し添えると、AA(単3形)電池が生み出す電圧は約1.5ボルトです。グラファインは導電性が高いので、これもプラスに作用してるみたいですね。

そんなわけで天変地異のボルテージ…とまでは(まだ)いきませんが、それでも快挙であることは確か。科学界で注目されてるのはボルテージではなくスケール、つまり規模です。今の水力発電技術では大規模にドバーッと水ぶっかけてやらないと、とてもとても発電なんてできませんよね。

でもこの水力発電技術なら、副産物なしにナノサイズの発電機もできちゃいます。大きくやろうと思えば規模は拡大できる、と研究班では話していますよ。まあ、大きくなればグラフェンのお値段もそれなりだから、賄える人限定ですけどねー。


Image via Shutterstock
source: Nature via Ars Technica

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(satomi)


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