最大で70%の消費電力を削減に成功、東大の省エネプロジェクト

Mugendai

最大で70%の消費電力を削減に成功、東大の省エネプロジェクト 1

いろいろダイナミック。

東京大学では2008年から50社の企業と共に「東大グリーンICTプロジェクト」が進められています。この事業の代表を務める江崎浩教授がネタ元のMugendai(無限大)にてインタビューに応えています。

一般に、ビル1棟の維持費のおよそ3分の1は電気代だといわれます。私の研究室がある工学部2号館は、3・11以前は年間1億円ほどの電気代がかかっていました。

実験や授業など多くの電力がかかることは想像していたのですが、具体的な数字を見ると衝撃的ですね。江崎教授は90年代初頭からインターネット・アーキテクチャの研究に携わり、スマートシティをはじめとするICT産業の第一人者です。そこで、教授の講演を聞いた工学部長から直々に、インターネットの技術を使った工学部ビルの省エネ・高機能化を依頼されたんだそう。

実践として、江崎教授の研究室ではサーバをクラウド化に対応させたそうです。その結果電気消費量を70%削減することに成功。サーバを仮想化することで、室内は涼しくなりますし、部屋自体も広くなる。さらに研究室のコンピューターのパフォーマンスが上がり、またシンクライアントになることで学生たちは場所に縛られることなく勉強できるようになりました。こうやって副次的に省エネが実現していった結果、70%もの消費電力削減がなされたのでしょう。

工学部2号館の建物全体を巨大実験場にして進められている東大グリーンICTプロジェクトは、今後キャンパス全体に広げていく計画だそうです。サーバのクラウド化以外にも音響システムや照明のLED化など、アイディアはつきません。

Mugendai(無限大)では、江崎教授がこのプロジェクトの展望や哲学まで語っています。気になる方は下記のリンクからどうぞ。

source: Mugendai(無限大)

(ギズモード編集部)