注目のグラフェン、予想より環境に良くない可能性が

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最近よく聞くグラフェンにまさかの落とし穴が。

奇跡の素材とも言われるグラフェン。老朽化したビルを補強ペイントとして救い、電気を作り出し血餅と戦う、まさに多方面で何でもOKの万能物質だと思われていました。が、最近の研究でグラフェンのネガティブな面が明らかになってきました。それは、環境への問題。

カリフォルニア大学の研究室、RiversideのBourns College of Engineeringは、グラフェンが環境へ与える影響を調査するという数少ない研究チーム。テック系プロダクトを変える、未来を担う物質として注目を浴びるグラフェンの影響とは果たして。

チームが現在取り組んでいるのは、酸化黒鉛ナノ粒子が水中に放出された時にどのように生態系に影響を与えるかということ。

一番の懸念点は、地下水と表流水とで、グラフェンの安定性に違いがあるということ。地下水中では、酸化黒鉛ナノ粒子の安定性は表流水時よりも低く、時間がたつと沈殿していきます。一方、表流水の場合は安定性が高く、長い時間で水の流れにのり移動ができるということがわかりました。表流水、つまり湖や川ではより機動性があがることで、環境に悪影響を及ぼす可能性が高いというのです。

また、Environmental Engineering Scienceにて発表された論文では、他の研究結果を指摘して、将来的には人間にとっても悪影響となる可能性があるといいます。奇跡の物質として多方面で注目されているグラフェン、ちょっとばかし見直す必要があるようです。

気づいた時にはもう遅い、そんなことにはならないように。

source: UCR Today

Jacob D. Lanphere, a Ph.D. student at UC Riverside, holds a sample of graphene oxide, photo via UCR

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(そうこ)