グーグル自走車、もはや人間超え。混雑した町中を走る日も近い?

2014.04.30 12:30
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他の車も自転車も歩行者も標識も、人間以上に認識してる。

グーグルの自走車、高速道路ではしっかり走れているのがすでに目撃されてます。でも高速道路って、別に自走車と言わなくたって、クルーズコントロールを使えば自動運転みたいなもの、とも言えます。でも最新情報によると、グーグル自走車はもう従来の車とは全く違うレヴェルに達しているようです。

グーグル公式ブログのポストで、自走車プログラムのディレクター、Chris Urmson氏が自走車の最新機能を紹介しています。ソフトウェアがアップグレードしたことで、自走車は今や「たとえば歩行者、バス、交通指導員の停止サイン、自転車に乗った人の右左折を示すジェスチャなど、数百もの異なるオブジェクトを同時に検知できる」のだそうです。この機能の精度が向上していけば、いつかニューヨークの町中みたいにカオスな場所でも簡単に自動運転が可能になる、とグーグルでは言ってます。



この技術の裏には深いアルゴリズムがありますが、基本的な仕組みはシンプルです。自走車の上には銀色のバケツがクルクル回っていて、そこから64本のレーザーが発射され、全方向の3次元情報を集めています。またレーダーによって、全方位約150m以内にあるオブジェクトも把握していて、もはや人間の認識範囲を超えています。またフロントガラスの裏側のカメラでは信号や標識を認識し、さらにGPSとマッピングデータで、車が走るべきルートを判断します。

これらのデータを元に、自走車のソフトウェアはこんな絵を生成します。


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自走車自身は赤い車の絵で表示されています。濃いピンクの線は他の車、赤い線は自転車、黄色の線は歩行者を表します。細長いハシゴのような赤や緑の線は、状況が変わるまで停止すべきラインを示しています。信号や標識は見たままの絵で表示されています。

このソフトウェアでは、各瞬間に周囲の車や歩行者などが何をしているか検知していて、それに従って走行プランをリアルタイムで調整します。安全性確保に関しては、グーグル自走車チームのDimitri Dolgov 氏がThe Atlantic Citiesに対し次のように語っています。「自走車の能力はかなり高くなっていますが、周囲の状況にうまく対処できることが確実にわからない限り、より安全な判断をするようにしています。」

The Atlantic Citiesによる自走車試乗レポートを読むと、すでに相当よくできてるらしいです。たとえば自転車の手信号を読めるなんてほんとにクールです。

でもまだ、できてないこともあります。たとえば米国では赤信号でも原則として右折して良いのですが、自走車ではそれをしないことになってます。また車のクラクションを検知できてないとか、ちょっと判断が遅いことがあったりといった課題はありますが、全ては今後改善するはずです。少なくともグーグルの人はそう言ってます。

10年前にDARPAの初期の自走車実験を思うと、その進化は目覚ましいものがあります。かつての自走車は土手に突っ込んでましたが、それも今は昔です。もうすぐテクノロジー的には自走車を使わない理由はなくなり、あとは法的な問題だけになることでしょう。


source: Google, Atlantic Cities

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(miho)

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