5千円札がリニューアル。でも何が変わったの?

5千円札がリニューアル。でも何が変わったの? 1

ささやかな、でもとても大事な改良です。

現在の5千円札からちょっとだけリニューアルされたものが本日12日から発行されます。デザインや描かれた人物に変わりはなく、これまでどおり樋口一葉が続投。ではどこが変わったんでしょうか?

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こちらは財務省のページに掲載されている変更点を表した画像。これによると、左下にあるホログラム上の透明シール形状が「楕円形」から「四角形」へと変更になるとのこと。この変更にともなってシールの面積は1.7倍に拡大されるのですが、なぜこうなったか?というと、1万円との触覚差別化を行なうため。

現行では1万円札と5千円札のホログラム保護シールは、どちらも形状は楕円形。両方とも同じ手触りとなるため、目が不自由な方には2種の紙幣の違いがわかりづらいという問題がありました。そこでシール形状を変更し、その違いをわかりやすくするのが狙いです。

また、触覚判断が難しい方のためのサポート用として、iOS用アプリ「言う吉くん」も公開。カメラでお札を映すとその額面を音声と画面で教えてくれます。

ちなみにお札を手触りで判断するには、透明シールの他にお札の左右の下隅にある「識別マーク」でもできるって知ってました?

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これは国立印刷局に掲載されている識別マークの見本です。現行紙幣の1万円札は「カギ型」、5千円札は「八角形」、千円札は「横棒」、幻の二千円札は「に(点字)」がそれぞれ印刷されており、この部分はザラザラとした手触りになっています。このマークと透明シールでお金を判断できるというわけなんですね。

何気ないデザインかと思いきや、それにはちゃんと理由がある。そんな日本のお札の緻密さ、精巧さ、そして今回のような心配りは本当に凄いと思うなぁ。

source: 財務省, 国立印刷局

(小暮ひさのり)