録音の善し悪しが手に取るようにわかるHPA「micro DSD」

録音の善し悪しが手に取るようにわかるHPA「micro DSD」 1

こういう製品が普及したら、「いい曲」「いい演奏」だけではなく「いい音」「いい録音」の評価軸が根づくと思うし根づいてほしい!

5月10~11日に中野サンプラザで開催されたヘッドフォン祭に行ってきました。国内外のさまざまなヘッドフォン、イヤフォン、プレーヤーなどの機器が集結する一大パーティです。その中で一番気になったのが、コレ。夏頃に発売される予定の、ポータブルヘッドフォンアンプmicro DSD」です。

録音の善し悪しが手に取るようにわかるHPA「micro DSD」 2

ポータブルといってもサイズはちょっと大きめ。ということは何かしらのこだわりがあるということ。

録音の善し悪しが手に取るようにわかるHPA「micro DSD」 3

底面部にはスペックが記載されていたのですが、そこには「32Bit/384kHz」「Quad-DSD256」という文字が…。ええ、このバッテリー駆動ヘッドフォンアンプは極々一部でしか提供されていないハイエンドなハイレゾ曲もそのままデコードしてくれるのです。録音されたままのデータをそのまま聴けるのです。

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Quad-DSD256のデータ量はめちゃ膨大。6分ほどの曲のファイルサイズが1GB。128kbpsのMP3なら10MBもいかないのに。

試しにCDクオリティのWAVと、同じ曲のDSDデータを聞き比べさせてもらいましたが、音場感が全然違うんです。DSDは音の伸びも響きも数段上。聞き比べてしまうと、WAVでも録音スタジオ・ホール内に充満する反射音は捉え切れていないんだなあと実感しちゃいます。

同時にWAVのタイト感も味わいよし、と思えたんですけどね。このあたりは好みによるかも。

音源という素材の引き出すことに長けた三つ星レストランのシェフが街角にトラットリアを出したイメージ。お値段は10万円を切るくらいとのことですが、このスペック&音質なら激安特価です。

Windows、OSX、Linux、iOS、ハイレゾ対応ウォークマンとの接続が可能で、ヘッドフォン端子だけではなくRCA出力もあります。お手持ちのステレオをハイレゾに対応させたい方も注目の一品ですね。

source:iFI-Audio

(武者良太)