NYCで公衆電話が無料Wi-Fiスポットに生まれ変わる

2014.05.22 11:00
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すでに街中にありますからね、公衆電話。

昨年、ブルームバーグ市長は街の公衆電話の新しい使い方を考えようとアイディアを募集していました。さまざまなアイディアが寄せられましたが、多くはコンセプトデザイン止まり。

そこで、NY市は新たに企画を提案しなおし、現実可能な案を考えています。それは、公衆電話をWi-Fiのハブにし、街中で使える無料Wi-Fiネットワークを提供するということ。

NYには、街のいたるところに約1万1,000台の公衆電話があります。今回のプロジェクトではそのうち最大で1万台に新たなハードウェアを導入し、1台で周辺25メートルをまかなうWi-Fiスポットを作り出す予定。Wi-Fiの運営費用は広告から得ます。

2014年から市長を務めるデブラシオ市長は、「公衆電話で何ができるかを4年間考えぬいた結果、ついに答えがみえました」と自信たっぷりの様子。しかし、このプロジェクトには、ニューヨーク市民にブロードバンドを使えない層にも提供できる、市民みんなが使うことができるという利点がある一方で、金銭的な問題も否めないといいます。サーヴィスを安定して提供できるように、広告収入を確保せねばなりません。このプロジェクトのために、市は少なくとも年間1,750万ドル(17億7,000万円)の広告費を確保せねばならず、まずはその方法を確立するのが先決。

また、このプロジェクトと共に、違う角度から今後の公衆電話のあり方を見出す声もあります。ネタ元のDoITTは、ハリケーン・サンディの自然災害時に、公衆電話から電気を得ることができたという例をあげています。公衆電話は通常の電力もとではなく、電話回線から電力を得ていることから、災害時の緊急電気ソースとなるというのです。今後、Wi-Fiスポット兼緊急電力という立場を築けば、運用費用もなんとかなるかもしれませんね。

ちなみに、この公衆電話の新しい使い方を模索するコンテストはまだ現在進行中。6月末まで誰でもアイディアを投稿することができます。NYで上手く行けば、他の都市、国でも採用される可能性が十分にあるのでは。是非、今後のためにもアイディアがあれば送ってみてください。

海外に比べて無料Wi-Fiが圧倒的に少ない日本。このNYの公衆電話を使用する例は、2020年の東京オリンピックに向けてWiFi普及、整備に使えそうですよね。


Image: Shutterstock/ littleny
source: NYC DoITTNew York Times

Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文
(そうこ)

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