新国立競技場、新しく建て直すべき? 伊東豊雄氏が代案を12日発表

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明日12日(月)、プリツカー賞を受賞するなど日本を代表する建築家伊東豊雄氏が、東京五輪のメイン会場となる新国立競技場計画の代案発表するそうです。

トップ画像は、2012年に開催された「新国立競技場基本構想国際デザインコンクール」でグランプリを受賞し、採用されることとなったイギリス人建築家のザハ・ハディド氏のものです。しかし、デザインの奇抜さや最大で約3,000億円もかかる建設費などの理由から反対運動もなされてきました。

2012年のコンペティションは、五輪誘致と国立競技場の老朽化を理由に全面建て替え工事を前提としたものでした。しかし今回伊東氏が発表する提案内容は、既存の国立競技場を壊さずに維持改修しようというもの。これによってコストは大幅削減できるんだそう。まだ使えそうな競技場を壊して造り直すより、よっぽど経済的でエコですよね。彼が新国立競技場の提案をするのはこれが初めてではありません。実はザハ・ハディド氏らととも2012年のコンペティションにも参加していたのです。

今回、伊東氏に代案作成を提案した人類学者の中沢新一氏は

われわれは五輪に異を唱えているわけではない。改修して良いものを造ることができるならば、『もったいない』の文化を日本の建築思想として世界に発信できる。将来発生する莫大な維持費用を考えれば、国民にはそれに反対する権利がある

と語っています。

現行のスケジュールだと、7月には現在の国立競技場の解体工事が始まってしまいます。もし今の競技場を残すならこれが最後のチャンスでしょう。なお、会見は18時からこちらで生中継されるようです。

この建物と一緒に過ごすのは、ぼくたち日本人です。海外スター建築家によるまったく新しい姿の国立競技場と、現存するストックを最大限に活用する国立競技場。どちらがいいと思いますか?

source: 東京新聞, 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会

(中村 好人)