殺菌石けんの成分、ミネソタ州で禁止へ。米国で高まるトリクロサンへの疑問の声

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日本でも使われてる成分。

殺菌効果をうたった石けんやハンドソープには、トリクロサンという物質がよく使われてます。トリクロサンは効果的な殺菌成分とされてきたんですが、最近では人体への害が指摘されています。そしてついに米国ミネソタ州が、州内でのトリクロサンを含む商品の販売を禁止することを決定しました。この動きはミネソタ州だけでなく、今後米国全体に広がりそうです。

ただしミネソタ州内でのトリクロサンを含む衛生商品販売を禁止する法律が実際施行されるのは、2017年1月になります。というのも、現状では殺菌石けんの75%がトリクロサンを使っているので、メーカーの対応に時間がかかるんです。

すでにミネソタ州だけでなく米国食品医薬品局(FDA)も、「トリクロサンを含む石けんが普通の石けんと水よりも菌の除去に効果的だとする証拠はない」と認めています。さらに最近の研究では、トリクロサンには「少なくとも研究用動物において、生殖と成長に不可欠なホルモンを破壊し、耐性菌の発達に貢献」する可能性すら指摘されています。つまり大した効果もないのに、有害ですらあるってことです。

ミネソタ州が先陣を切りましたが、他の州でも同様の法律が成立する可能性も高く、トリクロサンは米国全体としての規制も受けつつあります。去年12月、FDAでは殺菌石けんのメーカーに対し、殺菌石けんが安全であり、通常の石けん+水より高い効果があることを証明するよう求めました。って、そもそもそれ最初にやってなかったの?って感じですね…。

Image: Shutterstock/antoni halim

source:AP

Ashley Feinberg-Gizmodo US[原文

(miho)